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竹の可能性を最大限に!究極の洗濯洗剤「バンブークリア」

縄文時代にすでに生活必需品として使用した痕も見つかっている『竹』。古くは古事記の逸話にも登場し、平安時代に書かれた竹取物語は誰もが知る物語ですね。このように、竹と日本人は切っても切れない、長い付き合いがあるのです。現在は『竹害』という言葉にもなり、社会問題にもなっている『竹』ですが、それを『竹財』として活用しているのがエシカルバンブー株式会社。『がっちりマンデー(TBSテレビ)』など多くのメディアで取り上げられ、いま注目の洗濯洗剤『バンブークリア』について、SoooooS.スタッフYが同社の田澤恵津子社長にインタビューしました! バンブークリア

天然成分100%のバンブークリアは、肌の敏感な方にも安心で、環境への負荷も少ないなど、注目の洗剤ですね。開発のきっかけを教えてください。

田澤 「もともとマーケティング会社として竹繊維のタオルを販売していました。赤ちゃんにもやさしいタオルです。あるときお客様から、そのタオルを洗うのに普通の洗剤では洗いたくない、何で洗えばよいの?という声をいただいたのがきっかけです。もう10年以上も前です。まだ日本でエシカルという言葉は一般的ではなく、エコバッグが少し売れているかな、という時代です。

一般的な洗剤には界面活性剤が入っています。界面活性剤については基準も曖昧ですし、生活者にとっては界面活性剤の話はわかりくい説明も多いのです。そのほかにも洗剤には様々な成分が入っていて、私たちが知っている素材だけで作られたものは、なかなかないのが現状です。ならば作ってみよう、と決意しました。赤ちゃんが口に入れても大丈夫なくらいの成分でつくったものは、環境にもやさしいはずだと思いましたし、そのような安全な洗剤には将来性もある、と考えたのです。いろいろ調べて探しあてたのが、竹の洗剤でした。」

とてもシンプルな原料でできていますね。
御社ならではの、商品の特長は何でしょうか。

田澤 「『バンブークリア』の成分は、竹炭と竹炭灰、そして水だけです。水にはこだわっていて、湧き水を使っています。洗剤の工場をつくるにあたって、周辺の土壌調査も行い、工場排水も徹底的にチェックしました。自然豊かな土地のきれいな水を使うことで、より安全で安心を感じてもらえます。また、良質な竹炭を組み合わせ、ph値 9.7の品質を保てるよう工夫しています。アルカリ電解水と変わらないレベルの洗浄力なのです。原料がシンプルだと、他社に真似されやすいという側面もありますので、他社にはできないほどの科学的な分析を重ね、日々改良を続けています。
今も洗浄力をさらに高める研究をしていますし、またパッケージについてもより環境に配慮したものを検討しています。 」

「バンブークリア」商品の特長
  • 界面活性剤・漂白剤・香料など化学物質は一切不使用
  • 100% 天然成分のみ
  • 泡立ちがないため、すすぎも1回
  • 柔軟剤を使わなくても仕上がりはふっくら
  • 繊維に化学成分が残る心配がない
  • 100~1000倍に薄めて床や畳、窓などの拭き掃除にも
こんな方におすすめ!
  • 赤ちゃんや肌の弱い方
  • 柔軟剤の臭いが苦手な方や、無香料の洗剤をお探しの方
  • シルク製品や布ナプキンにも使える洗剤をお探しの方

こんなにシンプルな素材なのに、とても優秀な洗剤ですよね。
汚れが落ちる仕組みを簡単に教えてください。

田澤 「もともと日本では、昔から竹の灰を洗剤として使っていたのです。メカニズムは、竹炭によるアルカリ成分が、繊維についた皮脂(脂肪酸)と結合して繊維から剥がし取るイメージです。また、竹に含まれるケイ素という成分は繊維を立ち上がらせるので、繊維の奥にある汚れが剥がれやすくなります。ケイ素のおかげで洗い上がりがふんわりするので、『バンブークリア』で洗えば、柔軟剤も不要です。また、臭いのもとになる余計な成分も含まれていないので、洗濯物の『いやな臭い』も残りません。」

私も使ってみました!臭いもなくやわらかく仕上がります。
お客様からも反響が多いのでは?

田澤 「洗濯物がやわらかくなったというお声が圧倒的に多いですね。『バンブークリアをつかってみて、はじめて自分がアトピーだったことに気づいた』『お気に入りのジーパンがやわらかくなり履きやすくなった。色落ちもなくて嬉しい』また、『洗濯物が喜んでいる』と言っていただいたことがあり、私も嬉しくなりました。」

竹の洗剤で注目されている御社ですが、エシカルバンブーの設立について、詳しく教えていただけますか?

田澤 「洗剤をつくりたいと思い始めた当時、製造してくれる会社を探していました。そして出会ったのが伊藤緑地建設さんです。お話を進めていくなかで、スタッフの高齢化などの理由から今後の竹の事業展開が難しいため、『事業継承』について考えて欲しいという話があったのです。私自身、それまで山口県との縁は全くありませんでした。この洗剤のことで初めて山口を訪れたくらいです。とても悩みましたが、まずは小さくできることからやってみようという気持ちで事業を引き継ぎ、エシカルバンブー株式会社として小さな工場を作って始めることにしました。」 洗剤攪拌作業の様子
洗剤攪拌作業の様子

「バンブークリア」の中に込められた、御社のお考えを教えてください。

田澤 「山、川、海、大地は全てつながっています。社会課題を解決していくには、資源の使い方を考えなくてはいけない。そう考えたとき、私は、竹の無限の可能性を引き出し、竹を余すことなく総合的に使いたい。竹害という言葉を耳にしますが、『竹害』ではなく『竹財』なのです。竹は昔から生活の道具として使われてきた最も身近な資源です。当社は竹を日用品として復活させ、生活に寄り添った商品を展開していきたいと考えています。
エシカルバンブー株式会社 代表取締役社長 田澤恵津子様
エシカルバンブー株式会社 代表取締役社長 田澤恵津子様
また、自分たちが責任をもって品質を管理したいという思いで、2019年に竹の総合施設『竹LABO』を設立しました。メーカーとしてSDGsのゴール12番『つくる責任、使う責任』は特に意識にしています。つくる側の者が意識を変えていかないと、いくらSDGsといっても環境に対する社会の意識は何も変わらないと思います。『機能が良いから使っていたら、実は環境にも良かった。』とお客様に思っていただける商品を目指したいですね。商品を魅力的に感じていただくためにも、コミュニケーションはとても大事です。」

御社の今後の展開について教えてください。

田澤 「2020年10月には竹繊維の専門工場を山口県に設立しました。竹の繊維をつくり、それを使ったものづくりをしたいのです。この工場では、竹を繊維にする過程ででる排水や端材などの副産物を、化粧品の原料や生分解性プラスチックの原料にするなど、全て何らかの形で利用していきます。ですから廃液は一切でません。発生する熱すら無駄にしない工場です。このために17年間研究をしてきました。
繊維になる部分だけを使って、あとは捨ててしまうというのではなく、竹の根から葉まで全て使うという発想の繊維工場をつくりました。洗剤だけではなく、竹という大切な資源を丸ごと使った、新たな商品展開を進めていきます。ご期待ください。」

ありがとうございました。

「竹LABO」の外観
「竹LABO」の外観
「竹LABO」の内観と活動風景
「竹LABO」の内観と活動風景

(インタビューを終えて)
竹の可能性を熱く語る田澤社長の力強い言葉に、ものづくりへの責任ある姿勢を感じました。進化し続けるバンブークリア。そしてこれから生まれてくる竹を利用した商品に期待します!

▼まずはお試しください!天然成分100% 洗濯洗剤「バンブークリア」
https://sooooos.com/products/detail/8058

▼エシカルバンブー株式会社
https://sooooos.com/shop/bamboo/index

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