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コシヒカリ、ササニシキ、ミルキークイーンから選べる無農薬・特別栽培米 キャンプ飯として持って行きたい「お米」

会津若松は、猪苗代湖を水源とする豊かな水、粘土質の土壌、昼夜の温度差が大きい盆地型気候で江戸時代から有数の米どころです。そんな歴史ある地域で、長年に渡り無農薬の米づくりにこだわる『古川さんのお米』を取り扱う『常茶会』の小川さんにお話を聞きました。

小川 「古川さんはコシヒカリ、ササニシキ、ミルキークイーン、もち米、黒米の5種類をほとんど1人で作っていらっしゃいます。天候によって、昨年はこっちの品種が不作だったとか、今年はあっちの品種がよくとれるなど、バラつきがありますので、トータルでお米が一定量とれるように考えて農業をしているんですね。それは同時に、お客様の選択肢を増やすことになり、好きなお米をお届けできるので、一石二鳥なんです。」

古川さんのお米

SoooooS.では、コシヒカリ、ササニシキ、ミルキークイーンの3種類を玄米と白米に分けて販売しており、計6種類から選ぶことができます。私はササニシキを実際にいただきましたが、噛むほどに旨味が増し『あぁ、これが美味しいお米だよなぁ』とうっとりでした。それもそのはず。古川さんのお米は全て『福島県穀物検査協会』最高位の『一等格付け米』であり、『日本穀物協会 食味ランキング』で、魚沼産コシヒカリと並び、毎年『特A』を獲得しています。

天と地の条件がそろった古川さんのお米

キャンプのお米(イメージ)小川 「昔から会津若松はお米が主要産品でした。条件さえよければ、新潟よりグレードの高いお米がとれるんですよ。30〜40kmもいけば新潟県という土地ですから、気候や土も新潟寄りなんです。温度や雨の量などが、米作りにピッタリなんですよ。

そういった『天』の条件と同じように大事なのが、『地』の条件です。こちらは、古川さんのこだわりによるもの。彼の田んぼに行くと、生き物がいっぱいいます。ミミズは、土の中の微生物や有機物を消化吸収し、フンをして土に栄養を与えます。また、土の中を動きまわることで土を耕す役割もあります。

生き物が土を活性化させて、いい養分を稲に与えてくれるのです。無農薬にするとか、化学肥料を使わないということだけを目指しても、深みのある味は出ません。大切なのは、そこで生き物たちが共生し、生態系が保たれているということです。

キャンプ(イメージ)人間でも、弱っている人が人混みに行くとインフルエンザをもらってきてしまうけど、元気な人は体の免疫力で防ぐことができます。米も一緒で、元気な稲を育ててあげれば、病気もはねのけます。害虫だって大量発生しなければただの虫なのですから、それを食べる大きな昆虫や他の動物がいれば、稲に大きな害をもたらすことはほとんどないんです。」

古川さんの田んぼには、白鳥が来て虫を食べていったり、蛇の抜け殻が落ちていたり、水中にはザリガニやゲンゴロウもいて、とにかく生き物がたくさんいます。なんと、ミミズクまで来るというから驚き!この豊かな生態系がおいしさの秘密なのです。

オーガニックを仕事にして40年の小川さんが選ぶ米

古川さんは先祖代々続くお米農家に生まれ、二十歳で家業を継ぎました。最初は関係機関の指導のまま農薬散布を行なっていたそうですが、田んぼや周辺の生き物が死んでいくことに疑問を感じ『自然に逆らわない米作りをしたい』と昭和63年から化学物質に頼らない農業に挑戦することになります。はじめはすさまじい雑草の勢いに苦労したそうですが、試行錯誤の末、木酢液・小糖の使用や深水管理などで雑草を抑えることができました。苗にも雑草に負けない工夫を重ね、今でも常にやり方を進化させながら、米作りをしているのです。

古川さんのお米 小川 「わたしは、自然食品をお届けする仕事を40年前からやっていますが、古川さんの姿勢にはとても感銘を受けました。人としても、生産者としても、とても信用しています。

今、福島の生産物というと、放射能のことが心配になると思うですが、検査の結果や、原発との距離、事故後の風向きなども考慮して、安全だということを確認しています。微力ですが東北を応援する気持ちも込めて、古川さんの美味しいお米を全国に届けていきたいんです。SoooooS.で買っていただいた方にも『本当においしい』とレビューをいただいています。この味を一人でも多くの方に味わってほしい。そのためにも、もっとがんばっていかなくてはいけませんね。」

長年オーガニックに関わってきた小川さんが自信を持っておすすめする古川さんのお米。コシヒカリ、ササニシキ、ミルキークイーン、まずはどれから食べますか?

自然食品しあわせ広場 常茶会: http://sooooos.com/shop/johcha/index

コンテンツ協力:earth garden

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