そのまま捨てちゃうのはもったいない！
こんなに使えるコーヒー豆

ドリップコーヒーを飲んだ後に残った「コーヒーかす」の再利用法のご紹介

忙しい毎日のほっと癒しの時間、コーヒータイム。自宅でもドリップコーヒーを楽しむ方も多いと思います。

でも、ちょっと待ってください！飲み終わった後のコーヒー豆の「かす」、そのままゴミ箱へポイっと
捨ててはいませんか？
実はそのコーヒー豆、他にイロイロと再利用ができるんです！

では、残ったコーヒーの搾りかすに残っている成分はどんなものがあるかというと、脂質やミネラル、
ビタミン類です。これらの成分はドリップした抽出液にはほとんど含まれておらず、大部分が豆本体に
残ってしまうのだとか。

せっかくの栄養素なのにもったいないですね！

コーヒーを淹れたあとの「かす」ですが、実は消臭剤代わりになることはご存知でしたか？
ちょっとした場所の嫌なニオイなら、このエコな消臭剤でばっちりです。

使い方は簡単です。使い終わった「かす」を乾燥して、家の中のニオイの気になるところに置いておくだけです。
市販のお茶パックなどに入れるとかすが散らからずに扱いやすいですね。

消臭効果の理由は、コーヒー豆本体に無数にある「穴」です。この穴が、特に家庭内の嫌なニオイの
代表、アンモニアをぐいぐい吸着してくれるため消臭効果が期待できるのです。
ちなみに天然素材の消臭剤として有名な備長炭ですが、なんとコーヒー豆のほうがアンモニアの
消臭効果が高いというデータもあるそうです。

このコーヒー豆消臭剤、実は使用直後の水分を含んでいる状態のほうが消臭効果が高いのですが、
そのまま使用するとカビが生えるという衛生面でのデメリットがあります。
そのため、消臭効果は少々劣りますが乾燥状態での使用をお勧めします。
乾燥は天日干しでもＯＫですが、せっかくなら電子レンジやトースター、魚焼きグリルを使うのは
いかがでしょうか。それらの臭いとりにもなりますので一石二鳥ですよ。

もうひとつの再利用方法は、汚れ落としです。コーヒー豆には脂質が16％も含まれています。
このコーヒー豆本体に含まれる油分を利用して汚れを落とします。
薬剤を使わず、環境にもお肌にも優しい汚れ落としはとってもエコです。

まずは、キッチンの油汚れです。軽い汚れならコーヒー豆を直接振りかけて軽くこすればＯＫです。
頑固な汚れには「コーヒー豆洗剤」が効きます。汚れを落としたいところに塗り、後はスポンジなどで
ゴシゴシとこすってください。
コーヒー豆ペーストの作り方は簡単です。コーヒー豆と重曹を１：１の同量で混ぜ合わせるだけで
出来上がりです。重曹も油汚れに強いアルカリ性なのでしつこい油汚れにとても効果を発揮しますよ。

もうひとつの汚れ落としとしての使い道は、お顔のパックです。コーヒー豆、卵白、塩一つまみとを
混ぜ合わせて洗顔後のお顔にパックするだけです。
とっても簡単ですね。毛穴の汚れ取り、カフェインによるお肌の引き締め効果があり、卵白で
お肌もしっとりです。さらにパック後は軽ーくマッサージすれば、塩とコーヒー豆のスクラブ効果で
お肌もつるつるに！強くこすり過ぎるとお肌を傷めてしまうので、そっとやさしくマッサージをする
ようにしてください。

いかがでしたか？
ドリップで楽しんだ後もまだまだ使い道がたくさんあるコーヒー豆。
再利用にぜひトライしてみてください！

by　こつぶっこ