今年こそ挑戦したいアジサイのドライフラワーづくり

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そこにただあるだけでお部屋の雰囲気がぐっとよくなることで人気のドライフラワー。
この時期を代表する旬の植物アジサイのドライフラワーも、実はちょっと注意するだけで、
誰でも簡単に、素敵に、作れてしまうのです。

Pick up 01梅雨明けまでは生花で楽しむ

6月がもっとも美しく映えるアジサイの花。この美しい状態をドライフラワーに、と思ってしまいがちですが
実はアジサイのドライフラワー作りにはまだ少し時期が早いのです。
置いておくだけでシック&シャビーで、オシャレな雰囲気がグッと盛り上がるアジサイのドライフラワー
ですが、梅雨が明けるまでは生花で楽しむのがベストです。

というのも、ジメジメ湿度の高いこの時期はドライにするのがとても難しいから。アジサイ自体の
水分の保持量は高く、茎や花びらには水分がたっぷり含まれているため、乾燥させようとすると縮んで
シワシワチリチリに。美しくドライにするのは高度な知識と温度、湿度管理が求められます。

Pick up 02アジサイのカット~ドライは梅雨明けしてからがベスト

アジサイは茎や花ビラの水分が抜けた梅雨明け後が、手間無くかつ美しくドライに仕上げるのに
最適な時期です。梅雨が明けてカラリとした晴天の続く7月下旬からアジサイの茎の水分が抜ける
秋口にかけて挑戦してみてください。

作り方ですが、不要な部分をカットしたら風通しの良い場所へつるすかザルやブリキのバケツなどに
広げておくだけです。日光にあてるとよく乾燥しますが、退色もしてしまうためあまりお勧めしません。
浴室乾燥機能がついている場合は浴室内に吊るして数時間の乾燥をするだけでもかなり水分が
抜けてくれます。

そしてもうひとつの成功のポイントはどの品種のアジサイを選ぶか。
ドライにしたときに美しさをキープできるおすすめ品種があるのです。

ドライに最も適しているのは「秋色アジサイ」系です。
ひとつの品種というわけでなく開花から枯れるまでに刻々と色合いが変わり、見ていて楽しいアジサイです。

『カシワバアジサイ』『西安』『水無月』『アナベル』といった品種があり、どれも素敵ですが、
初心者向けに特におすすめは『アナベル』と『西安』です。
『西安』はボリュームがあり、ドライにしてもその存在感はピカイチです。
紫→ブルーと変化し、最終的にスモーキーグリーンへと変化していきます。

もうひとつの『アナベル』。西洋アジサイとも呼ばれているもので薄緑→白→秋口には
青みが強めのグリーンへと変化します。大きくこんもりと丸いフォルムは見た目がかわいらしく、
色見も相まって最も人気のある品種です。

Pick up 03完成したドライフラワーを楽しもう

色よくドライフラワーにするのに成功したら、アレンジを色々と楽しみましょう。
花瓶やホーローの水差し、自然素材のかごやブリキのバケツ、水差しなどに無造作にさして
ボリュームのある華やかなインテリアにするのが手間いらずでおすすめです。
アジサイのボリュームがあればそれだけでさまになります。
また、リースも案外簡単につくれて見栄え良く仕上がります。リースの土台に接着するのは
グル―ガンがおすすめですよ。

アジサイをドライにしたときのスモーキーな色合いはシャビーな雰囲気がとってもオシャレに見えます。
流行の「男前インテリア」にも良くマッチしますし、女子力の高いロマンチックテイストに合わせて
演出してもとてもよいでしょう。

茎をカットする時期を見極めれば乾燥は置いておくだけ。
今年こそ、憧れのドライアジサイづくりに挑戦してみませんか?

 

by こつぶっこ