もうモノに振り回されない!
スッキリシンプルに暮らすモノの持ち方・捨て方

> 「あした、あさって」記事一覧に戻る

必要最低限のモノしか持たない「ミニマリスト」的ライフスタイルを選択する人が増えています。
でも、実践するためには勇気も必要。気負わずに、できるとことからシンプル生活目指してみませんか?

Pick up 01「捨てる」のではなく「整理」することから始める

家中にあふれているモノ、モノ、モノ。掃除のたびにうんざりしつつも、なかなか捨てる勇気もない。
そんな人におすすめするのが、「捨てる」意識よりも「整理する」意識です。整理とは、『いるモノと
いらないモノを分けて、いらないモノを処分すること』と定義されます。
結局は「捨てる」のですが、ダイレクトに「捨てる」という決断が苦手な人にとってはこの「整理する」
というプロセスを踏むことで、案外すんなりとモノの処分に前向きになれることがあるものです。

「整理術」や「収納術」の情報は世の中にたくさんありますが、ここで紹介するのはごくシンプルな、
たった2つの考え方のみ。

ひとつは、『入る分だけしか入れない』。
もうひとつは、『新しいモノを買ったら古いモノは処分する』
この2つのルールを実践するだけで、モノは増えなくなりますよ。

例えば洋服。
どんどん増えていく洋服はシーズンごとの入れ替えのタイミングで棚卸を。去年1年間一度も
着ていない服は処分しましょう。昨シーズン一度も着なかった服は、今年もまた着ません。
まだ着れそう、いつか着るかも、その気持ちこそ思い切ってまず捨てるのです。
「去年着なかったものは今年も着ない!」

捨てるのはもったいなくてできないという人はゴミ箱ではなくリサイクルショップへ行きましょう。
これを何シーズンか繰り返すだけで本当に必要な服のみが、クローゼットに残るようになっていきます。
そして、新しい洋服をひとつ買ったら、その分着古した服をひとつ処分していくのです。
洋服だけではなく、キッチンも子供のおもちゃも、家事グッズも全て同じ考え方です。
これで家の中は自然とモノが減り、スッキリしていくはずです。

Pick up 02処分しにくい「思い出の品物」はデータとして残す

お子さんの絵や工作の作品、なかなか処分するのは勇気がいりますよね。大切なお子さんの
成長の記録、全てをモノで残すためにはかなりのスペースが必要です。残すものを厳選して、
あとはデータで保存しておきましょう。

我が家でも学校や幼稚園、保育園から持ち帰るものや、自宅で作るブロックなどの子供の作品は
できるだけ画像や動画のデータで保存して、作品自体は一定期間を過ぎたら処分するように
しています。家の中もスッキリしつつ、大切な思い出もしっかり残すことができるおすすめの方法です。

同様に、学校のプリントや大切なお知らせなどもスマホで撮影、画像で残したらすぐに処分します。
かさばる大量のプリントを整理したり保管したり、またどこに行った?と慌てて探すことなくとても
快適です。
同時にスケジュール管理が必要なものはスマホのスケジュールアプリにリマインド設定しておけば
提出期限をうっかり忘れていた、なんていうこともありませんので便利です。電化製品などの取扱
説明書なども同様に、紙ベースではなくデータ保管、これがイマドキのスッキリシンプル生活の
ポイントです。

Pick up 03少ないモノで豊かに暮らす方法

余分なモノを買わない、持たない生活は、必要なモノを今あるモノで代用することが多くなります。
「これ何かに使えないかな?」という考え方はモノがそんなに多くなかった時代では当たり前のことでした。
使い古した衣類を雑巾として使う、食べ終わったみかんの皮を入浴剤や家具のつや出しとして
再利用するなど、生活の知恵ややりくりが自然と身についてきます。
例えば、ナチュラルクリーニングの代表ともいえる重曹もそうです。重曹ひとつだけあれば、掃除に洗濯、
消臭剤や湿気取り、色々なことに使い回しが効きますので、それぞれ買っていたモノは自然と
必要なくなっていきます。

モノに囲まれて生活しているときには失うことを恐れてしまいますが、思い切って手放してみると、
全く問題ないことが良くわかります。余分なモノを買わなくて済むから、モノが増えないしお財布にも
優しい。少しの心がけでモノが多いことによるストレスからもスッキリ解放されるのです。

ゴチャゴチャしているのはもううんざり!という人はできそうなところから少しずつ「整理」を
始めてみませんか?

 

by こつぶっこ