今年の新米は「土鍋」で炊く!最高においしいご飯を楽しもう

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新米のシーズン。この時期こそ、土鍋で炊くご飯を楽しみませんか?
難しそうですが実はとっても簡単な土鍋炊きごはんレシピのご紹介。

Pick up 01ご飯のおいしさを決めるのは「アミラーゼ」

「土鍋で炊くご飯はおいしい」とよく聞きますよね。ふっくらつやつやの炊き立てごはんは土鍋が一番。
では、なぜ土鍋で炊くご飯がいいのでしょうか?電気釜とは何が違うのでしょうか?

ごはんをおいしくする立役者は「アミラーゼ」という酵素なのですが、熱によるこのアミラーゼの
働きによって「白米のおいしさ」が決まるのです。

”はじめチョロチョロなかパッパ、赤子鳴いても蓋とるな”
このレシピは皆さんも聞いたことがあるかと思います。ごはんを美味しく炊き上げるコツとしてあまりに
有名なこのフレーズですが、実は科学的にも、このレシピはもっともアミラーゼの働きを高めて
ごはんの旨みを引き出す炊き方でもあったのです。

アミラーゼが最も活動するのは40℃~50℃前後といわれています。このときに最も甘みと旨みが
引き出されるのですが、土鍋はご存知の通り、鍋自体があたたまりやすく冷めにくいという性質を
持っているために、火にかけてもじわじわと温度が上がっていくのでゆっくりじっくりとアミラーゼの
活動を促すことになるのです。

まさに”はじめチョロチョロ”ですね。そして火からおろしてじっくり蒸らす間に余分な水分が飛んでいくので、
つやつやふっくらとしたごはんが出来上がるというわけです。

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Pick up 02これで失敗なし!「土鍋でごはんレシピ」

実際に土鍋でご飯を炊くのはとても簡単。
お米1合に対して水加減は200mlと覚えておきましょう。

1.丁寧にお米を研ぎましょう。研いだ後、30分以上は水に浸す時間を取ります。
2.蓋をした土鍋を火にかけたら最初は弱めの中火でじっくりと加熱していきます。
”はじめちょろちょろ”の部分です。
3.しばらくすると沸騰し、噴いてきますが蓋は取らずにそのまま10分ほど加熱します。
”なかパッパ、赤子鳴いても蓋とるな”の部分です。
4.水分が飛ぶとチリチリと音が変わったら10秒間待って、火を止めます。
5.蓋を取らずにそのまま15分間蒸らしましょう。

噴きこぼれが気になると思いますが、慌てて蓋は取らないようにご注意を。
気になるようでしたら、蓋の隙間にふきんを当てておくとよいでしょう。
これだけでたった30分程度で驚くほどおいしいご飯が炊きあがりますよ。

Pick up 03炊いたごはんを美味しく保存する方法

土鍋で美味しく炊いたせっかくのごはん、炊いてすぐ食べるのが一番美味しいのはもちろんですが、
食べきれなくて残ってしまったとしても大丈夫。美味しく保存する方法がありますので、今回は残りご飯の
上手な保存方法についても併せてご紹介します。

ご飯の保存で大切なのは「水分」です。もちもち、ふっくらは適量の水分があるから。
炊き立ての理想の水分量を保つ保存方法はすぐに冷凍する方法が最も理想といわれています。
粗熱がとれたらすぐに、ラップにくるみ、さらにチャック式の保存袋で密閉して冷凍庫に入れてしまいましょう。
食べるときにレンジでチンすれば、炊きたてのあの美味しさがよみがえります。
冷蔵庫での保存はやりがちですが、水分が蒸発してしまい風味が損なわれるだけでなく、パサパサとした
食感になってしまうので保存するなら冷凍庫が断然おすすめです。

いかがでしたか?土鍋の取り扱いにはちょっとコツが必要ですが、難しいものではありません。
昔ながらの直火で炊き上げたご飯は格別の風味と旨みが感じられます。新米のシーズンに、
ぜひ土鍋でご飯を炊いて白米の美味しさを改めて感じてみてはいかがでしょうか。

 

by こつぶっこ