お気に入りのスキレットを「一生モノ」にするための手入れ法

> 「あした、あさって」記事一覧に戻る

お気に入りのスキレットを長く大切に使うためにはそれなりにお手入れが必要です。
スキレットを末長く愛用するためのお手入れ方法をご紹介します。

Pick up 01「一生モノ」はいくつ持っていますか?

「一生モノ」というと、バックやアクセサリー、洋服などが思い浮かびがちですし、実際、服飾品では
「一生モノ」を持っています!という方も多いのではないでしょうか。しかし、それ以外で長く大切に
使えるものもたくさんあります。例えば、キッチン用品。最近大人気の鉄製フライパン「スキレット」。

大切に大切に手入れをしていけば、何十年と使い続けられるものもあるのです。大量消費、大量
廃棄の時代はもう終わりが見えているともいわれている現在。その場その場の流行で終わらせずに、
ひとつのモノを末永く大切にするライフスタイルにシフトチェンジしてみませんか?

Pick up 02使い始める前に「油ならし」を必ず行う

このところ大人気のスキレットはオシャレというだけでなく、調理してそのまま食卓へ出せる便利さと、
鉄分補給にもなるという点で実用的な良さも相まっているのが人気の秘密です。しかし、鉄製品は
きちんと手入れをしないとすぐに錆びてしまいます。スキレットは非常に人気のアイテムですが正しい
お手入れをすれば、錆を防止して長く使うことができます。

鉄のフライパン(スキレット)は、購入したらまずはじめに「油ならし」をします。油ならしとは熱した
スキレットに半分程度の油を入れて加熱し、油を全体になじませることです。使い始めに油ならしを
するのとしないのとでは、そのあとの焦げ付き方はもちろん、スキレットのもちの良さにも影響が出て
きてしまいます。

最初にカラのスキレットを弱火にかけ、2~3分程度よく熱します。いったん火を止めてから、油を
1/2カップ程度入れ、再び弱火にかけて3分程度熱します。油煙が多少出るくらいになったら火を
止めて油はオイルポットへ。キッチンペーパー等で残った油をきれいにふき取ります。

使い始めにしっかり油をなじませておくことで、調理の時の焦げ付きとさびを防止してくれます。
必ず行いましょう。油をふき取ったキッチンペーパーで、スキレットの外側も丁寧に油をなじませるよう
拭いてください。しっかり油のなじんだスキレットは油ならし前よりも黒光りするようになります。

Pick up 03使うたびに丁寧な「油返し」でもちをキープ

特に使い始めの1か月間ほどは調理の前に「油返し」をします。

少し手間も時間もかかりますがこの作業を毎回丁寧に行うことで
スキレットのもちや使いやすさが断然違ってきますよ。

1.フライパン(スキレット)を十分に温める。中火で1、2分が目安です。
2.中火のまま1/2~1カップほどの油を入れ、全体に油をなじませる。
3.油煙が少し立つくらいまで油をあたため、全体に油がなじんだらオイルポットへ油を移す。

調理に使った後のスキレットの洗い方ですが、まだ温かいうちに洗剤は使わずに
たわしやササラを使って汚れだけを洗い流します。洗剤を使ってしまうと、せっかくの
油膜を根こそぎおとしてしまうからです。

洗ったらすぐに火にかけて水気を完全に飛ばします。水気を残すとさびの原因となりますので、
しっかり乾かしましょう。仕上げに内側外側に薄く油をなじませておくとよりさびにくくなりますよ。

一躍人気のでた鉄製のフライパン「スキレット」ですが、丁寧にお手入れをすれば「一生モノ」に
なるくらい、長く使えるアイテムです。一時の流行で終わることのないように、大切にいつまでも
使っていきたいですね。

by こつぶっこ