どんな子どもに育てたい?
約束を守る子に育てるために大事な「約束」

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イヤイヤ期の子どもの子育てに悩むママは多いもの。この時期の子育てで大切なことは
「約束」という存在を知らせることです。

Pick up 01イヤイヤ期の子どもとの「約束」

子どもは2歳くらいになると、自我が目覚め始め、何でも「イヤイヤ」と言ってくるように
なります。そのため、世間では「魔の2歳児」とも表現される時期です。このころの子どもの
育児は、とても大変に感じるママも多いと思います。

この時期に徹底しておきたいことが「子どもとの約束」です。約束を守らせるというよりも、
約束ということの存在を伝え、約束を守る体験をさせてあげてください。

Pick up 02まずはママが約束を守ること

「約束は守るもの」と伝えるのに大切なことは、ママ自身が子どもとの約束を守ることです。

例えば、ごはんの前におもちゃを片付ける約束をしていたとします。しかし、ごはんの
時間になってもおもちゃを片付けずに遊び続けることもありますよね。こんなときには
「片付けなさい」ではなく、「お片付けの約束をしていたけど、もしやりたくないのなら
あとでやってもいいよ。」と声をかけてみてください。

その結果、子どもは片づけをやらないかもしれません。でも子どもは「ママが約束を
覚えていてくれた」「約束を守ろうとしてくれた」という感覚を味わうこととなります。
これが大切なのです。

出来ない約束や嘘はもちろんいけませんが、ママとの関わりの中で、約束を
守ってもらえる心地よさをしっかり味わえるといいでしょう。

Pick up 03「約束」をポジティブなイメージで印象づけること

子どもが約束を守らなかった場合、「また約束を破ったね!」「約束したでしょ!」のように、
口調が強くなりがちです。「約束」という言葉が叱られる場面でばかり使われると、
子どもの中で「約束」=「ネガティブなイメージ」と紐づいて記憶されてしまいます。

約束をポジティブな体験で伝えてあげましょう。例えば、約束を守れたときは、「約束
守ったね」「えらかったね」と褒めて、印象付けてあげましょう。これを意識するだけで、
格段に約束を守れる可能性が上がります。

そのためにも、ママは「約束が守れているかな?」という目線でお子さんを観察して
みましょう。偶然でも気まぐれでもかまいません。「約束を守った」という事実があったとき、
思いっきり褒めてあげましょう。「ぼくは(わたしは)約束を守れる子」という自己認識を
育てることができ、子どもの自己肯定感もアップします。

時には同じことを何度言っても伝わらない…ということが多く、ママの話が心に届いて
いないように見えるかもしれません。でも、この時期の子どもにもママの声はしっかり
届いています。できなかったことが、突然できるようになる日がやってくるはずです。
その日が来ることを信じて、ママのエネルギーを効率よく使っていきましょう。

 

by TAKAKON