秋冬にも必須のニオイケア。
『ミョウバン水』でナチュラルデオドラント

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身近で手軽な『ミョウバン』をデオドラントケアに利用する方法をご紹介!

Pick up 01ミョウバン水で腋や足の嫌なニオイにもう悩まない

冬の寒ーい時期でも暖房のきいた乗り物などでは汗をかいてしまうことが多いですよね。
夏のサラサラの汗とは違って、じっとりヌルヌルのいかにも「濃そう!」というのが寒い時期の汗です。
この時期は汗のケアも忘れがちなので、気づくと「まずい・・・臭ってるかも・・・」と慌ててしまったり。

足のにおいは冬こそ気になりませんか?ボアブーツなどのモコモコ暖かブーツは案外足が蒸れていたりします。

体にも足にも、暑い時期でなくともニオイのケアは必要ですよね。
市販品でも充分ニオイ防止に威力を発揮してくれる優秀な品物がたくさんありますが、今回は
『ミョウバン』を使ったナチュラルデオドラントをご紹介します。

『ミョウバン』は、根菜のアク抜きやナスをお漬物にするときに色止めにつかうもので、
スーパーのお漬物の素を置いてあるコーナーに売っていて誰でも手軽に手に入れることができます。
50gくらい入りで大体100円くらいです。

この『ミョウバン』、デオドラント効果があるということはかなり昔から知られていたようで、
あのクレオパトラもミョウバンを使って体臭予防していたとか。古い歴史があるものなんです。

Pick up 02ミョウバンにデオドラント効果がある理由

ミョウバンの成分は正確にはアルミニウム硫酸塩やカリウム硫酸塩などといった
金属イオンが結びついた「複塩」でできています。

ミョウバンは水に溶けると酸性になるのですが、ニオイの元である汗はアルカリ性で、
雑菌の繁殖に適したものです。お肌に酸性のミョウバンを散布しておくと雑菌の繁殖が抑えられて
ニオイの予防になるというわけです。

金属イオンで消臭・殺菌効果というと銀イオンが有名ですが、同じようにミョウバンにも
消臭や殺菌の効果が期待できるということなんです。

また、理由はよくわかっていませんが、ミョウバンにはお肌の収れん作用があると言われています。
そのため、ニキビやあせもケアとしても効果があるそうですよ。
ミョウバンの殺菌・消臭効果は特にアンモニアに対してよく効くために、トイレのお掃除やペット用品の
お手入れにも使えるそうです。ただし、実際にお掃除に使う場合は酸性の液体ということをお忘れなく。
念のため目立たない場所で確認してから使うようにしてくださいね。

Pick up 03ニオイすっきり『ミョウバン水』の作り方

さて、なんだかよさそうなミョウバンですが、水溶液にするのが使いやすいのでその作り方をご紹介します。

作り方はとても簡単です。
用意するものは、
・500mlのペットボトル ・ミョウバン大さじ1 ・水道水 だけ。

作り方は、ペットボトルに水とミョウバンを入れて2日ほど冷暗所に置きます
(ミョウバンはすぐには溶けないので数日置いておく必要があります)。

ミョウバンが溶けて無色透明になったら出来上がりです。
お子さんのいるおうちでは誤って飲んでしまわないようにご注意くださいね。
高温のほうが溶けやすいのですが傷み防止のため加熱は控えたほうがよいでしょう。

出来上がったミョウバン水はスプレーボトルに入れて直接シュッと吹きつけてもいいのですが
これからの時期は冷たいのはちょっと、ですよね。なので、コットンやティッシュに吹き付けて
それでニオイの気になる部分をふき取るというのが実用的かと思います。

まれにお肌がかぶれる人もいるようなので、使用前にはパッチテストしてから使うようにしましょう。
原液でも使えますが、始めは10~30倍に希釈して使うほうが安心かもしれません。

お肌に直接散布するほかに、お風呂に直接ミョウバン水をいれるミョウバン風呂や、洗面器に
ミョウバン水を入れる足浴もニオイケアに効果があるようです。作ったミョウバン水は2週間くらいで
使いきるようにしましょう。

市販のデオドラント用品よりもコストパフォーマンスが高いと人気のあるミョウバンを使った
ニオイケアはいかがでしたか?気になった方はぜひトライしてみてください。

 

by こつぶっこ