夏だけじゃない!痒くなる虫刺されには危険がいっぱい

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温暖化の影響でこれまで熱帯地方にしか存在しなかった虫や菌が発生しやすくなっています。
夏だけではなく一年を通して予防しましょう。

Pick up 01静かな夜に響き渡る不愉快な小さな虫の音

虫刺されというと夏の蚊をイメージする方が多いのではないでしょうか。

寝静まった深夜、夕涼みで立ち話などをしていて「ぷぅーん」という蚊の音が聞こえると
ハッとします。
気が付くといつの間にかあちらこちら刺されてしまい、慌てて殺虫剤を噴射したり、赤く
腫れたところを掻きむしりたいのを我慢して薬を付けたり、冷やしたり。本当に小さな虫が
1匹登場するだけで、静かな夜が台無しです。

最近はさっと塗るだけで速やかに腫れや痒みを抑えてくれる虫刺されの薬が出てきて、
ありがたい限りですが、よく効くものはお値段も張ります。
刺されてから慌てないためにも、事前の準備・対策はしっかりしておきたいものです。

Pick up 02蚊だけじゃない!刺されると痒くなる害虫を駆除するには

最近は温暖化の影響もあり、蚊だけではなくダニやノミ、その他の害虫などの被害も
多くなっています。蚊と違っていったん刺されるとシーズンが終わるまで痒みが続く
場合もあるのでできるだけ被害にあうことは避けたいものです。

特に最近は風通しのいい一軒家に代わって室内が密閉されたマンションが多くなり、
こうした害虫の繁殖の場となっているそうです。ダニやノミの活動期間は主に4月から
10月といわれていますが、最近は空調設備が整っているせいで、一年通して生存する
ケースもあるそう。まずは発生しないように予防することが大切ですね。

カーペットやぬいぐるみなど、発生の温床になりそうなものは処分したり、事前に虫除け
処理をします。ハウスダストや落とした食べ物のくずなどが残らないようにしっかり掃除を
したり、衣類や布団カバーなどは虫除け専用のクリーナーで洗濯をしたり。

手軽なものでは部屋で焚く煙の出る水タイプの殺虫剤や虫除けスプレーがありますが、
除けるだけではなく、しっかり駆除するところまで準備すると安心です。やはり駆除プラス
毎日掃除機をかけることがお勧めですね。

Pick up 03赤ちゃんや小さな子どもの虫除け・虫刺され対策は万全に

大人ならまだしも、赤ちゃんや小さな子どもなどが刺されると、痒くて可愛そうなだけではなく、
とびひとなり刺された場所から広範囲が腫れあがってしまったり、かき壊したところから
重症化するような菌に感染したりと心配が多くなります。柔らかなふかふかほっぺが痒くて
かわいそう、なんてことにならないように注意してあげましょう。

その際は強力な殺虫剤は効果が高いとはいえ使わない方がベターです。万が一、薬剤を
吸い込んだり肌に触れたりすると、それが喘息やアレルギーの原因になりかねません。
肌にも体にも優しい、しかも効果の高いオーガニックの虫除けがおすすめです。
それに加えて、見えないところにもちょっと気を配って掃除をするなど、一年を通して
少し頑張るだけで被害をうけることもぐっと少なくなりますよ。

by kinari