単なる付け合せとあなどるなかれ!
美味しいパセリの栄養素

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ちょっと苦手という人も多いパセリ。でもパセリには、たくさんの栄養素と殺菌効果があるんです。

Pick up 01実は殺菌作用を持っている、驚きのパセリ効果

外食するとつい残してしまいがちな付け合せのパセリ。なんでパセリをのせるのだろう?
と首をかしげながら残してしまう人も多いはず。

確かに苦くて食感もごそごそしていて、そのままたくさん食べるのは難しい野菜です。
それでも多くの料理に使われているパセリ。なぜパセリにこんなに需要があるのかを
知りたいと思いませんか?

実はパセリには、殺菌作用があるのです。パセリ独特のハーブの匂い、あの香りに殺菌成分が
含まれています。その成分はピネン、アピオールというようなものですが、この成分には消臭効果も
あります。

殺菌、消臭効果があるということで、お刺身などのパックに入れられていることも多いのです。
ケータリングにも多用されますね。
夏場のお弁当は傷みやすいので、自分で作るお弁当にもパセリをいれておくと彩りだけでなく
傷みにくいという点でも安心です。

Pick up 02残すのはもったいなくなる、パセリの栄養成分は?

殺菌作用があるということで、料理やお弁当に入れておくと良い効果が得られるパセリですが、
実際に食べた場合の栄養素はどうなっているのでしょうか?

実はパセリには野菜に含まれている栄養素がたくさん含まれています。ビタミンA~Cはもちろんのこと、
緑黄色野菜にたくさんあるベータカロチンが、ピーマンなどの約40倍含まれます。つまりピーマン1個
食べるところを、その40分の1の量で同じだけの栄養を摂取することができるのです。

もう一つ着目したいのは、鉄分が豊富に含まれているということです。妊婦さんや生理中など、女性が
不足になりがちな鉄分がほうれん草の約4倍も含まれています。
ビタミンによるアンチエイジング作用が期待でき、鉄分不足も補える、こう聞くと、パセリを単なる
付け合せと考えて残してしまうのはもったいないと思えてきませんか?

Pick up 03とっても簡単!パセリの自家栽培と冷凍保存

ところで、パセリは簡単に自家栽培できます。ホームセンターなどで種が売られていますので、
それを購入してベランダのプランターに植えれば次々と青い葉が生えてきます。
ただし直射日光に当ててしまうと大きく育つのは良いのですが葉の色が悪くなり、食感が
固くなってしまいますので日陰で育てるのが良いでしょう。室内栽培も可能です。
一日一回でも、食卓にパセリをプチっと摘んできて乗せれば彩の良い料理が出来上がります。

ちなみにパセリは春から夏が旬の野菜ですので、寒い冬は生えてきません。夏のうちに摘んだ
パセリは冷凍保存してみてはいかがでしょうか。
自家栽培が面倒くさいという人も、買ってきたパセリを一度に使いきれないという場合はよく洗って
葉だけにしたパセリを袋で冷凍させてしまいましょう。使う時に袋の上からよく揉めば、粉々になって
スープの具にもなりますし、食卓がぐっと華やかにになりますよ。

 

by komi