今年もそろそろはじめよう。夏のエコ対策!緑のカーテン作り

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気象庁が発表した今年の夏の気温の予想は、「気温は平年並みか高い見込み」だそうです。
省エネ対策として定着してきた緑のカーテン。そろそろ準備しないと夏に間に合わなくなります。

Pick up 01今年はどの植物で作る?まずは苗を選ぼう

今年も暑い夏になりそうですね。今年の緑カーテンはどの植物で作りますか?
いちばん人気はゴーヤ。害虫に強く成長も早いのでカーテンを作るのには最適です。そのうえ、
ゴーヤの実は夏バテ防止に効果があるので、食べても良しの一石二鳥な植物です。

先日、苗を探してホームセンターに行ってみたらゴーヤだけで何種類もあり、
どれを買うか迷ってしまいました。
家庭菜園向けなのは、「あばしゴーヤ」。ちょっと小ぶりでずんぐりした形のゴーヤです。
その他に実生ゴーヤやジャンボゴーヤ、白ゴーヤなんて言うのがありました。
白いゴーヤは苦みが少ないようです。

その他にへちまや朝顔、フウセンカズラも緑のカーテンを作りやすい植物です。へちまはゴーヤに比べ
葉が大きく厚いので熱を通さずより涼しいのですが、光も通さないため部屋が暗くなってしまいます。
ちょっと上級者向けですが、ミニメロンやミニカボチャ、パッションフルーツも人気だそうです。

Pick up 02緑のカーテンの作り方

さて、どの植物でカーテンを作るか決まったらプランターに苗を植え付けていきます。
5月中には植え付けるようにしましょう。

プランターは、深くて大きめのものを用意します。成長の早い植物は根もどんどん伸びていくので、
容器が小さいと根の成長が止まってしまい、植物自体の成長も止まってしまいます。

そして、土づくり。植え付ける2週間ほど前に培養土+堆肥+石灰を混ぜ、土を熟成させておきます。
実をつける植物の場合は、実を大きく育てるためにとても大事な作業になります。

次にネットを張ります。マンションのベランダでは洗濯干し用の突っ張り棒を使ってネットを張ると、
安定した緑のカーテンが作れます。
葉が7~8枚ついて来たらつるの先端をハサミで切り取ります。すると下の芽(わき芽)が複数伸びてきて、
つるの本数が増えるので、この分かれたつるをネットに絡めていくと徐々にカーテンが出来てきます。
伸びる方向を変えたいときは、紐などを使ってネットにつるを結びます。

Pick up 03緑のカーテンの育て方

緑のカーテンの成長に欠かせないのが、十分な水やりです。早朝に1回たっぷりとあげましょう。
7~8月の日差しの強い暑い時期には、朝晩2回たっぷりあげます。成長が早いので、2週間に一度は
肥料を与え栄養補給もしてあげましょう。

実を付けるためには受粉が必要ですが、マンションの高層階など昆虫がいない場所では自然な受粉が
出来ない場合があります。そのときは人口受粉をしてあげましょう。
ゴーヤもへちまも雄花と雌花が咲きます。どちらの雌花も茎が膨らんでいるので、茎の膨らんでいない
雄花をとって、その花粉を雌花の花粉にポンポンとくっつけてあげればOKです。

収穫のタイミングは、実がなりはじめてから2週間ぐらいです。それ以上放置すると、だんだん味が
落ちてしまいます。へちまたわしを作る場合は、そのまま放置して、実が黄色くなってつるが茶色に
変色したら収穫します。

一種類だけじゃつまらないという人は2種類の植物を植えてもいいでしょう。相性がいいのは、
ゴーヤと朝顔です。

今年の暑い夏も緑のカーテンで乗り切ってください。

 

by ポレポレ