サラダオイルだけではない!
さまざまなオイルをキッチンに常備する家庭が増えている

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最近はご家庭のキッチンに数種類のオイルを常備している人がふえています。
今まで使っていたサラダオイルとは?また、今話題のオイルもご紹介します。

Pick up 01コーヒーで言うとブレンド?サラダ油の中身

私たちが料理をつくるために欠かせないのが油です。
焼き物でも揚げものでも、この油がないと始まらないので家庭にいつも常備してあると思います。
そしてその多くはサラダ油でしょう。他にあるとすればごま油、オリーブオイルなどでしょうか。
最近は米油も人気がありますね。

ここで「?」と思うのがサラダ油の原料。パッケージを見て貰えばだいたい分かりますが、菜の花を
イメージしたものが多いです。というわけで、サラダ油の原料はたいてい菜種油です。

ところがサラダ油の全てが菜種油だということではありません。もしそうなら「サラダ油」なんて言わずに
「菜種油」と言えばいいわけですから。

そう、サラダ油は菜種油を元に、大豆油やコーン油など、いろいろな油をブレンドしてあることが
多いようです。万人に好かれる味わいや使いやすさなどのためですが、コストの問題もあるようです。
そしてサラダ油最大の特徴は「どれだけ低温になっても固まらないこと」にあります。

Pick up 02精製が強めのサラダオイル、風味の強いオーガニックオイル

サラダオイルはけっこう低い温度でも凍らずにサラサラのままです。さすがにしばらく冷凍庫に入れれば
凍りますが、マイナス15度くらいまで平気なので極寒の地域でもなければ屋外に出しておいても平気です。

ところが純粋なごま油、オリーブオイルなどの場合はこうはいきません。マイナス5度あたりから凍って
白く濁ってきます。有機物が多いからこうなるのですね。つまり、植物の持つミネラルや栄養素が
それだけたくさん入っているということです。

サラサラな分、サラダオイルはかなり精製され、濾されているということになります。透明度が高いのは
そのせいです。また、風味もまろやかで、万人の好みに合うように作られています。

このように、サラダオイルにはいいところもたくさんありますが、ちょっと人の手をかけすぎているかな、
という部分もあります。そして万人の好みに合うということは、これといった特徴がないということ。
そんなわけで、最近は味や香りを楽しめる色々なオイルを家庭でも常備しているという人が増えています。

そんな中でも最近話題になっているものをいくつかご紹介します。

Pick up 03上級者向きのココナッツオイル、健康志向のえごまオイル

サラダオイルは日本特有の文化ですので、海外にはいろいろな植物原料のオイルがたくさんあります。
ごま油、オリーブオイルはおなじみですが、それ以外にも輸入食品のお店に行けば、たくさんのオイルが
売られていますので気軽に手に取って見てみることができます。

中でも最近人気を集めているのがココナッツオイルです。海外のモデルさんなどが紹介して美容に良いと
人気が出てきています。ラードのような見た目ですが、れっきとした植物性油です。
ココナッツオイルの香りが好きな人なら炒め物にもスイーツにもなんでも合うのでとてもおすすめ。
脂肪酸がないというのが最大の魅力です。ダイエットにも役立つかも。

日本発のものとして人気が出てきたのは、えごま油です。シソ科の植物ですが、生活習慣病の予防になる
ということでテレビでも紹介されました。健康に良いということよりも単純に風味が軽く、香りが良いので
ドレッシングなどに向いています。

この他にもグレープシードのような果物オイルなどもあって、オイルの世界は広くて深い。
サラダオイルだけに捉われず、いろいろな風味を楽しんでみませんか。

 

by komi