いつから始めればいいの?年齢別にみる、子どもの食事マナーと教え方
「子どもに正しい食事マナーを身につけさせたい」と考えている親は多いですよね。ごはんを
楽しく食べるためにも、食事マナーはとても大事。今回は、子どもの年齢別に適した食事マナーの
教え方をご紹介します。
Pick up 010歳から始める「食事マナー」の基礎づくり
「食事マナー」というと少し堅苦しいイメージがありますが、大切なのは「一緒に食事する人を不快にさせない」
ということ。そういった意識の基礎づくりは0歳・離乳食期から始めることができます。
まずは、TVをつけない、上の子を周りで遊ばせないなど「落ち着いた環境で食事をする」ということから
始めましょう。
腰が据わったら、きちんと椅子に座らせて「食事は座ってするもの」という習慣をつけます。
「いただきます」「ごちそうさまでした」の挨拶も忘れずに。
そのうち手づかみ食べをするようになりますが、ある程度は見守ってあげましょう。手づかみ食べしやすい料理を
1、2品出して、汁物などはママがあげるようにしてもいいですね。食べ物で遊びはじめたら、ごはんはおしまいに。
この時期は、赤ちゃんに食事の楽しみを教えることが大切です。
Pick up 02少しずつステップアップ!1〜3歳の食事マナー
幼児期になると、食事マナーも少しずつステップアップしていきます。
■1歳
1歳で身につけさせたいマナーは、「食べる前の手洗い」「口の中に食べ物を入れ過ぎない」「口を閉じて
噛む」「食器をおもちゃにしない」の4つ。大人にも多い「くちゃくちゃ音を立てて食べる」という行為は、
この頃のうちに直してあげたいですね。行儀よく食べられたら、何度でも褒めてあげましょう。
■2歳
イヤイヤ期まっさかりの2歳児ですが、「姿勢を正して食べる」「できるだけ色々なものを食べる」ということを
身につけさせたいのがこの時期。ただ、食べたくないものは食べない!という自我が芽生えてくる時期なので、
今はこういう時期だと諦めることも必要です。テーブルに出す量を少なめにして、全部食べられたら褒めるなど、
うまくその気にさせてあげましょう。
■3歳
お箸の使い方が上手になってくるこの頃は、食事作法だけでなく、「食べ物を粗末にしない」「お手伝いをする」
など、自ら考えて行動することを促してあげる時期です。一緒に野菜を育ててみたり、買い物を手伝って
もらったりして、「食」への興味を持たせてあげたいですね。
Pick up 03いつから始める?お箸の使い方とマナー
お箸を使い始める時期には個人差がありますが、一般的には2歳になったら練習を開始してOKです。
いきなり2本のお箸で練習させるのではなく、まずはクレヨンやスプーンなどを、大人と同じような持ち方で
持たせてみることから始めてみましょう。食事中に練習させるとお箸にばかり意識がいき、食べることに
集中できなくなるので、最初のうちは食事以外の時間に練習させたほうがいいですね。お箸は、すべりにくい
木製のものを使うのがおすすめです。
お箸の使い方がマスターできたら、次に身につけさせたいのが、「嫌い箸」と呼ばれるお箸のマナー。
「嫌い箸」には、一例として次のようなものがあります。
「刺し箸」…食べ物にお箸を突き刺すこと
「迷い箸」…どの料理を食べるか迷い、料理の上であちこちお箸を動かすこと
「寄せ箸」…食器をお箸で引き寄せること
「そら箸」…食べようとしてお箸で取ったものを、食べずに元に戻すこと
子どもに正しい食事マナーを身につけさせるためには、親をはじめとした周囲の大人がきちんと食事マナーを
守れていることが重要です。
ぜひこの機会に、大人の私たちから毎日の食事マナーを見なおしてみましょう。
by miyako20100401
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