「リモネン」がスゴイ！
すぐ真似できるエコ&ナチュラルお掃除術♪

オレンジの皮から抽出されるリモネンを使ったお掃除術のご紹介！

お台所のベタベタ油汚れ、嫌ですよね。
みなさんは油汚れのお掃除をどのようにしていますか？

万能タイプのものから、専用のものまで、油汚れに使える洗剤にもたくさんありますが、
そうした洗剤で最近よく耳にするのが「オレンジオイル配合」「オレンジのパワーで
汚れを落とす」などのキャッチコピー。

そうなんです。この、「オレンジパワー」の正体はオレンジに含まれる「リモネン」という
成分のことです。このリモネン、実はスゴイんですよ。

「リモネン」というのは油性の汚れにすごく強い成分で、柑橘系の果物の皮の部分に
多く含まれているものなんですが、他の柑橘系と比較するとオレンジがダントツの
含有量なんです。100グラムあたりで比較するとなんとレモンの60倍も含まれています。

食べ終わったあとのオレンジの皮の再利用でも、おうちのキッチンの油汚れの
お掃除には充分。簡単にすぐできるので、すぐに試していただけますよ♪
今日からゴミ箱に捨てる前にもうちょっと働いてもらいましょう！

早速、2種類の「オレンジ洗剤」の作り方をご紹介します。

ひとつ目は、ささっとお掃除に便利な、液体のオレンジスプレーです。用意するのは
お鍋、お水、食べ終わったオレンジの皮。
作り方は、細かく切ったオレンジの皮を同量のお水でコトコト弱火で30〜40分煮出す
だけです。火を止めた後は一晩置いておきましょう。サルにキッチンペーパーを敷いて
漉し、最後にギュッと皮を固く絞ります。不純物を取り除いたらスプレーボトルに移して
使います。１〜2週間程度で使い切るようにしてください。

このスプレーがあると、毎日のお料理の都度にでる汚れ落としにとっても便利です。
ガスコンロやシンクに、シュッ。電子レンジを使ったら、シュッ。冷蔵庫の汚れに、シュッ。
食器棚や冷蔵庫の持ち手のベタベタ手あか（お子さんがすぐベタベタにしちゃいます
よね！）にシュッ。
スプレー後はキレイに拭き取ってください。油汚れ、皮脂汚れに抜群に効果のある
洗剤なので色んなところのお掃除に使えちゃいます。ただし、このオレンジ洗剤、
成分は弱いものの酸性であることには変わりないので、酸に弱い大理石などへの
使用はさけてくださいね。

もちろんキッチンだけでなく、床や家具のお掃除にも活躍してくれます。床のベタベタ
汚れ、水拭きの代わりにスプレーをシュッとして、乾拭きで仕上げます。汚れ落としに
加えて、オレンジオイルのつや出し効果でつやつやのフローリングになりますよ。

家具や照明器具にもシュッ。ベタベタ手あかやくすみもスッキリピカピカになります。
お子さんがクレヨンで落書きしたり、ぺたぺたシールを貼ってしまった壁紙も、シュッ。
オレンジのほのかな香りも残るのでお掃除後も気持ちよさが続きます♪

2つめとして、しつこい油汚れにおススメなのが「オレンジ練り石けん」です。

作り方はこちらも簡単。オレンジの皮を細かく切って（ちょっと大変だけどこまか〜く
みじん切りをおススメ！）、ひたひたお水で30分ほど煮出します。一晩置いたらそこに
重曹を入れてへらでよく混ぜあわせてください。耳たぶくらいの固さが使いやすいですが、
そちらはお好みで調節してください。クリームの空き容器などに入れてしまえば使い
やすいですよ。

この練り石けん、ベトベト汚れのひどい換気扇や魚焼きグリルのお掃除に威力を発揮して
くれます。重曹も、キッチンのお掃除に大活躍の優秀アイテムですよね。汚れを浮かし、
臭いとりの役割も果たしてくれます。汚れた場所に塗りこんで、ラップで１０分ほどパックを
しておくとさらに汚れが落ちやすくなります。また、重曹の細かい粒子がクレンザーの
役割も果たすので、軽くスポンジでこするとお鍋の焦げ付きやベタベタ汚れもすっきり
取れてピカピカになりますよ！

廃棄食品で作るこのエコ洗剤、他にも浴槽の湯垢を落としたり、蛇口や鏡を磨いたりと
大活躍します。これさえあれば何種類もの洗剤や、お掃除道具はもういらないかも
しれませんね。
環境にもお肌にも優しい上に、節約にもなっちゃう洗剤。一度使うと手放せなくなりますよ！
とても手軽で使い勝手の良い「オレンジ洗剤」ぜひ試してみてください♪

by こつぶっこ