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【前編】砂糖の入ったおやつは子どもにとって悪者?上手な付き合い方とは

こんにちは。スタッフYです。
Smile&の「ほっとけーち」は、控えめな甘さがママやパパに好まれている理由のひとつです。「長野のりんごピューレ」も、砂糖を使わず、りんごそのものの自然な甘さで仕上げている点に共感してくださる方が多くいらっしゃいます。
「子どもには、できるだけ砂糖を控えたい」という声をよく耳にします。糖質の一種である砂糖は、摂りすぎると子どもの健康や食習慣に影響を与えることもあるため、気になる方も多いのではないでしょうか。
今回は、管理栄養士の端場愛さんにお話をうかがいました。
糖質とは?
糖質とは、炭水化物の一種で、体を動かすエネルギーとして使われる栄養素のこと。
砂糖(白砂糖)の成分のほとんどが糖質で構成されています。糖質は体に不可欠な栄養素ですが、砂糖は「太る」「虫歯になる」などのデメリットもあることから、子どもたちへ積極的に与えたくないという親御さんもいらっしゃいます。
しかし、本当に砂糖を含む糖質は子どもにとって悪者なのでしょうか?今回は、砂糖が体に与える悪い影響・良い影響を解説し、どう付き合っていけばよいのか、ご紹介します。
理由①:甘いものを食べる→イライラの悪循環が起こるから
大人も、ラーメンやファーストフードなど糖質の多いものをたくさん食べた後に、すぐにお腹が空いてイライラしたり、また何か食べたくなった経験はありませんか?実は、子どもにも同じことが起きているのかもしれません。糖質の多いものを一気に食べると、脳が「エネルギーが足りない!」と勘違いして、お腹が空いたと感じてしまうのです。
こう聞くと「なぜ糖質を摂ったのにエネルギーが足りないと、脳が勘違いするの?」と疑問に思うのではないでしょうか。
この答えには、血糖値が関係しています。
甘いおやつやジュースをたくさん摂ると、血液中の糖分(血糖値)が急上昇。すると、体は血糖値を下げようとして、インスリンというホルモンをたくさん出します。インスリンは、血糖値の上がり具合に合わせて量が調整される特徴があります。
要するに、甘いおやつをたくさん食べた分だけ、インスリンも大量に使われるため、血糖値は急激に下がってしまうのです。
血糖値の急激な変化は、集中力の低下やイライラの原因になるだけでなく、脳が勘違いして空腹を感じることで、さらに甘いものを欲しがるという悪循環になります。
また、インスリンは余分な糖分を脂肪としてため込む働きがあるので、血糖値が上がりやすい食生活を続けていると、太りやすくなってしまうのです。