知っていた!?バリアフリーはこんなに進化している!
いつもは何気なく通っている道でも、けがをしたり子どもを持ったりすると、不便だと感じる事や、
便利になっていて助かる事があります。そんな街中のバリアフリーについて考えます。
Pick up 01信号の音の違い、気づいていましたか
エレベーターの奥に、鏡がついているのを見た事がありますか。
これは、身だしなみを整えるためではありません。車いすに乗った人が、鏡を見ながら後ろ向きのまま
出られるように設置されているのです。
このように、街中には普段気づかないような気配りがたくさんされています。
横断歩道を渡る時、信号が青になると、鳥の鳴き声で知らせてくれます。
例えば「ピヨ、ピヨピヨ」「カッコー、カッカコー」等です。そうしたことには気づいていても、
これらが2方向から発せられていることに気づいている人は少ないかもしれません。
目の不自由な人は、音の方向で行き先を判断します。
一方のスピーカーから「ピヨ」、向かい側から「ピヨピヨ」と聞こえると、どちらに進めばよいか
わかります。まだ全国的に統一されたわけではありませんが、よく耳を傾けてみると、
音の出どころの違いに気づくでしょう。
Pick up 02バスの車内の色が似ているわけ
最近は、ステップなしで乗り降り出来るバスが増えてきました。バス停に止まると車体が傾いて、
地面との段差が低くなるものもあります。
そして、どのバス会社でも、車内はグレイの床、青系のシート、オレンジ系の手すりと、
似たような色使いになっています。これは、バリアフリーの観点から、手すりや段差を目立たせる
という目的があり、座席も床とのコントラストがはっきり出るようにしているのです。
ノンステップバスでは、降車ボタンは、床から低い位置にも設置するという基準があります。
そのため、走行中に立ってボタンを押さなければならないという事はなくなりました。
昔に比べるととても便利になり、様々な立場の人に優しくなっていると感じませんか。
Pick up 03まず、気づく事が大切
自分や家族が、いつ障がいを持つようになるかわかりません。親や親戚を介助する事もあるでしょう。
年を取ると目が見えづらくなったり、ちょっとした段差につまずく事があります。妊娠中や赤ちゃん連れは
移動も大変です。
自分が「弱者」と呼ばれる存在になったとき、はじめて気づく事もあります。
点字ブロックがあると、歩きにくいと思うかもしれません。しかし、これを必要としている人がいる
という事を忘れないようにしたいものです。
ダイバーシティ(多様性)への取り組みがさらに進み、障がいがあっても、子どもがいても、
お年寄りでも、誰もが自由に街を動き回れる社会であってほしいですね。
ということで、まずは日常に潜む障壁や、改善されたところを見つける事から始めてみましょう!
もちろん、障がい者などの支援につながるソーシャルプロダクツを購入するのも、よりよい社会
づくりにつながる一つの手です。
by minato50
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