引っ越しのごあいさつはするべき？
贈るならどんなものが最適？

最近は近所づきあいが希薄になったといわれています。引っ越しの際、隣近所にあいさつをするかどうか、
悩むところです。そこで、どんな場合にあいさつをした方がいいのか、何を贈ればいいのかを見ていきましょう。

引っ越しが一番多いのは、やはり進学や就職などで環境が変わる3月です。
そのほか、新居で新しい年を迎えたい人もいるため、12月も多くなっています。

引っ越しのあいさつは、家族向けマンションの場合は、上下階、両隣にしに行った方がいいでしょう。
特に小さな子供がいる場合は、足音や泣き声など、近所に迷惑をかけてしまうことがあるかもしれません。
事前に知らせておくことで、近所づきあいがスムーズになります。

一軒家の場合は、両隣と向かいが一般的ではありますが、住宅地の形状や、地域の風習などで
変わってきますから、よく調べましょう。

一方で、あいさつをしないほうがいい場合もあります。単身者用アパートなどでは、女性の一人暮らし
ということが下手に知られてしまうと、犯罪に巻き込まれたりする可能性があるので、注意が必要です。

引っ越しのあいさつをする場合、お友達など、あげる人がわかっているならギフト選びも楽ですが、
どんな人が住んでいるかわからない中で探すのは大変ですよね。

タオルやふきんは人気ですが、いただく機会が多く、交換までの期間も長いので、引き出しに
たくさん眠っているという声もよく聞きます。

そうなると、やはり最適なのは、「使ってなくなるもの」ではないでしょうか。

ラップや洗剤は、生活感が出過ぎるという意見もありますが、どの家庭でも必ず使うものなので、
喜ばれます。ただ、香りのきついものなどは避けましょう。

お菓子も、アレルギーや好みの問題はありますが、もらってうれしいものの一つです。
相手が留守の場合もありますから、日持ちがするものを選びましょう。

生活必需品でも、オーガニックやエコなどにこだわったものなら、ギフトにしても恥ずかしくありません。

金額は、地域にもよりますが、だいたい500円くらいが相場です。

昔は「引っ越しそば」といって、あいさつにそばを配っていました。いまは廃れつつありますが、
有機栽培のそば・うどんなら、少し高級感が出ます。
お茶は、体に優しく、小さな子供も飲めるよう、カフェインが少ないものがおすすめです。
洗剤は、地球にやさしいものを選べば、環境に気を配っている人だと思われて、
イメージアップにつながります。

ギフトを選ぶときは、「自分では買わないけれど、もらったらうれしいもの」を考えると、おのずと
答えが出てきます。
引っ越しで忙しい中、あいさつのことを考えるのは大変ですが、新しい場所でうまくやっていくために、
手間を惜しまないようにしましょう。