赤ちゃんに靴下はいらない?子どもの足のために必要なこと

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冬の時期、赤ちゃんの足を触ってみると冷たくて、つい靴下をはかせてしまいたくなります。
でも、室内では裸足で過ごさせてあげることも必要です。なぜなのか、詳しく説明していきます。

Pick up 01赤ちゃんの体温調節は足裏から。冷たくても大丈夫!

赤ちゃんが裸足でいると、年配の方に「足が寒そうだから靴下をはかせなさい」といわれることがあります。
心配してくれているのでしょうが、室内が適温に保たれていて、背中などが温かければ、はかせる必要は
ありません。

赤ちゃんの足が冷たく感じるのは、体温調節機能が未熟で、外気の影響を受けやすいからです。
赤ちゃんは手のひらや足の裏から放熱して、体温を調節します。靴下で覆ってしまうと、うまく熱が
逃げられず、体温が上がり過ぎてしまう可能性があります。

寝ているときに体温が上がり過ぎてしまうと、汗をかいて、かえって風邪をひいてしまいます。
また、乳幼児突然死症候群の原因になるともいわれています。

Pick up 02足の発達のため、裸足で床をつかむ訓練を

裸足で過ごすことは、赤ちゃんの足の発達に良いといわれています。
靴下をはかせてしまうと、足の指を自由に動かせないので、足全体で床をつかむことができません。
足の力が弱いと、転びやすくなったり、偏平足になったりします。また、裸足だと冷たい、硬いなど、
足裏の感覚を鍛えることもでき、脳に良い刺激が伝わります。

Pick up 03冬の外出時は靴下が必要!ブーティーもおすすめ

室内では靴下は不要ですが、外出時には必要です。先にも述べたように、赤ちゃんは体温調節がうまく
できません。足の裏から熱を放出するので、体温が下がり過ぎてしまう可能性があります。ベビーカーなら
フットマフで覆うことができますし、抱っこの場合でもカバーはあります。

足先まで覆うジャンプスーツなどもありますが、屋内では暑くなってしまうこともあります。そんなとき、
脱ぎはきに便利なのはやはり靴下です。荷物にはならないので、持ち歩くと便利です。足元に
ボリュームを持たせたいなら、ベビーブーティーもいいでしょう。立つことができる子は、地面に
下ろしてあげることもできます。

赤ちゃんの足は肉付きがいいので、靴下が脱げやすくなっています。気づいたら片方なかった!ということもよくありますから、気をつけてくださいね。

ちなみに、欧米では室内でも靴の生活ですから、まだ歩かないころから靴を履かせています。
だからといって、足の力が弱いとは限らないので、絶対に裸足が良いとは言い切れません。
靴下をはいていると、滑って怪我をするということもありますが、一方で、うっかり尖ったものを
踏んでしまったときなどは、靴下が足を守ってくれます。

ただ、足裏が冷たいから靴下をはかせるというのではなく、このようなメリット・デメリットをよく
考えながら、決めてみてください。

 

by minato50

おすすめアイテム

  • アルパカ100%、ボリビアで作られたブーティーです。

    シンプルなデザインで、赤ちゃんの足を暖かく包んでくれます。 ※滑り止めはついていません。

  • ペルーの人々が編んだ、アクリル毛糸の靴下です。

    ポンポンつきの紐でしぼれるので、脱げにくいです。シンプルなベビー服のアクセントにもなります。

  • モンゴルで作られた、フェルトのルームシューズです。

    靴底には起毛革が使われており、滑りにくくなっています。売り上げの一部は地元の子どもたちの奨学金にあてられます。