秋の夜長は読書?手芸?
パッチワークで古布のリサイクルはいかが?

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夜が長くなって来る季節は、優しい手芸で心も体もほっこりタイム!

Pick up 01意外とモダンなパッチワーク。パソコンで設計図も作れます。

パッチワークキルトが趣味、という人が周りにいますか?
ご高齢の人がやっているイメージが強いかもしれませんが、意外と30代のパッチワークファンも多いもの。

また平面の構成なので、複雑な曲線の型紙を取って切って仕立てる洋服などのソーイングと違い、
作り方はいたって簡単。
パッチワークはほとんどが、同じ大きさの四角か三角、まれに六角形などに切った布を並べて作る
グラフィカルなもの。パソコン上で四角を並べて、配色を考える人も多くなっています。

そう思って作品をじっと見てみると、同じ形の布がうまく並べられているだけだということがわかりますね。
型紙は1つで済みますし、同じ形を並べて作るパズルのような面白さがあります。それなのに手作りの
温かみもあり、とても不思議で奥深い手芸です。

Pick up 02古布のリサイクルにもなるパッチワーク

パッチワークは元々、アメリカの開拓者時代に広まったものです。物のない開拓者たちの奥さんは、
着古した家族の服や、ぼろぼろになってしまった寝具の布などを捨てることなく小さな小布にして
縫い合わせ、再活用することを考えました。

この時代のパッチワークは使い古した布の風合いが美しく、アンティークキルトと言われて今では
高値で売買されています。

つまりパッチワークは今で言うところの古布のリサイクルも兼ねて作られていたのですね。
私たちも古着や穴のあいてしまったシャツなどを活用して面白い作品を作ってみませんか。

いらなくなったお父さんのワイシャツを活用したクリスマスのタペストリーや、古くなった枕カバーを使った
クッションカバーなど、その用途はたくさん考えられます。

原価もあまりかからず、ゆっくりできる、とても素敵な趣味ですね。

Pick up 03伝統的な名前がついているパッチワークパターンの数々

パッチワークはアメリカの開拓者時代にたくさんのパターンが考えられました。その時代にパターンごとに
名前がつけられ、今も継承されています。
単純に四角を繋げただけのナインパッチ、三角をつなげたものはサウザンドピラミッド、六角形をつなげたものは
「おばあさんの花園」という和名がついています。

パターンごとの名前を見ているだけでも楽しいもの。そして今見てもそのデザインは全く古くありません。

ちなみに上が「おばあさんの花園」です。

こちらの長方形を並べたデザインは「レールフェンス」。庭にフェンスが並んでいるイメージです。

近年はコンテンポラリーキルトとして前衛的なパターンも色々創作されていますが、まずは
簡単な昔ながらのパターンで小さなコースターやタペストリーから制作してみませんか?
秋の夜長ピッタリですよ。

 

by komi