流行に左右されないマストアイテム！
キャンバストートの魅力とお手入れ

誰もが一つは持っている「キャンバストート」。丈夫で持つ人の年齢や性別を選ばない
「キャンバストート」の魅力に迫ってみます。

キャンバス素材とは、帆布とも呼ばれる厚手の粗布のことで、 主に亜麻糸や綿糸などを
平織にした生地のことです。 元々は帆船の帆に使用されており、近代以降は絵画を描く
ための画布やテントの素材としても使われています。

ファッションにおいても、さまざまな用途がありますが、キャンバス素材といえばやはり
トートバッグ素材のイメージが強いですよね。キャンバス素材のバッグは、耐久性と
防水性、通気性、耐静電気性に優れており、使い始めはゴツゴツと固い感じがする
ものの、使い込むほどにクタッと馴染んでくるのが魅力です。

年齢や性別を問わず、また流行に左右されないため、長く愛用することができる
キャンバストート。長く使うからには、お気に入りの一品を見つけたいですよね。
デザインや使い勝手にこだわるのはもちろんですが、バッグの素材に込められた
想いやストーリーに注目してみるのもひとつです。

こちらは、東日本大震災で被災した宮城県・気仙沼市で作られたもの。全国有数の
港街である気仙沼市ならではの、漁業や水産加工で使用する帆布を使った前掛け
「帆前掛け」の技術を活かしたトートバッグです。通勤にも使える、落ち着いた「和」
テイストがおしゃれですね。

こちらは王道中の王道、生成りのトートバッグ。インドのオーガニックコットンで作られた、
１８オンスという厚めのキャンバス素材を使用しているため、とても丈夫です。購入する
ことで現地の農村の学校設置に貢献できるのもうれしいですね。

大切に扱っているつもりでも、バッグは使っていくうちに汚れてしまうもの。
ホコリなどの軽い汚れは、毛足の柔らかいブラシで払い落とすようにブラッシングし、
乾いた布で乾拭きを。それでも落ちない汚れは、ブラシに洗濯用の洗剤をつけて優しくこすります。

また、汚れによっては、プラスチック消しゴムで消えることもあります。水洗いについては、
製品によって水洗い可能なものと、そうでないものがあるので、必ず洗濯表示マークを
確認するなど注意が必要です。
雨や雪などの水に濡れた場合は、できるだけ早く柔らかい布でたたくようにして水気を
取り、 風通しのよい場所で形を整えて陰干ししましょう。

保管するときは、定期的に空気が通る場所に出し、梅雨や湿気の多い時は、カビの
発生を防ぐため十分に陰干しをしてから保管するようにしましょう。

いかがでしたでしょうか。みなさんもぜひお気に入りのキャンバストートを見つけて、
大切にしてくださいね。

by miyako20100401