気温の低い秋こそ、お弁当作りに最適!

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食べ物が傷みにくい涼しい時期こそ弁当持参で節約ランチ!

Pick up 01お弁当が傷む最大の条件は気温です

手作りお弁当はいいものですが、冬も食中毒の話は聞きますし、衛生面は気になりますよね。
食べ物が痛むのどのような状況なのでしょうか?

実は食べ物は10℃以下の気温の中ではほとんど傷まないと言われています。

冷蔵庫の設定温度が0~10℃になっているのはそのためです。
関東地方の真冬の外気もやはり2~10℃。
なるほど、白菜漬を外に出しておいても大丈夫なわけですね。

さて最近は男性も女性もお弁当を持っていく人が増えていますが、人の暮らす快適な室温は15~25℃。
つまり、気温10℃以上の場所に人とお弁当が共存しているということになります。
ではこの環境で、お弁当の傷み具合はどのようなスピードで進むのでしょうか。

気温、湿度などの環境によって左右されますので具体的には言いきれませんが、一般的に人と同じ
環境にあるお弁当が持つ時間は、長くて6時間程度と言われています。朝作って、昼食べる分には
問題ないということになりますね。

ただしこれが、気温30℃以上の環境にさらされたお弁当となるとだいぶ話が変わってきます。

Pick up 0230度以上の環境に置いておくのは危険です

お弁当に限らず、食べ物が傷みやすいのは30℃以上の環境です。
これは食中毒を引き起こす細菌の繁殖スピードが最も活発になる温度環境だからです。
逆に、70度を超えてくると細菌はほぼ活動を停止します。
食べ物を良く加熱しましょうというのはそういうことなのですね。

ところで気温30℃というと、以下のような場所が考えられます。

・夏の屋外
・エアコンのついていない閉め切った車内、室内

この環境にお弁当を置いておくと、ものの2~3時間で食べない方が良いというほど傷みます。
特に車に置きっぱなしは危険です。車のダッシュボードに入れておいたおにぎりで、食中毒になったという人も。

夏の行楽地や、通勤、通学時間が長くて外でお弁当を持ち歩く時間が長いという人は、たまには
お弁当をお休みしてもいいかも。それほどまでに、30℃以上の気温はお弁当の大敵なのです。

Pick up 03意外に知られていない、お弁当が傷みやすい調理・食材

気温の他に、お弁当が傷みやすくなってしまう調理法などをご紹介します。

・マヨネーズで和えたものは傷みやすい
けっこう知られているようで知らない人が多い話ナンバーワン。マヨネーズは殺菌作用がある半面、
細菌が最も好む成分でできています。できれば通年、入れない方が良いでしょう。

 

・おにぎりの「海苔」は前日巻かないこと
乾物ですが、海苔はけっこう傷みやすい食材です。おにぎりに巻いたり海苔弁当にしたりと
活躍してくれますが、前日の作り置きに海苔を使うのはおすすめしません。どう使うにしても
必ず詰める直前に入れてください。最近流行りの「おにぎらず」を前日作るのも良くありませんよ。

この他にもおかずにはしっかり火を通す、など基本的なこともありますが、それらを踏まえれば
秋冬はさまざまな食材を、特に美味しく、楽しめそうです。

明日のお弁当何にしますか?

 

by komi