昔ながらの日本人の食文化でキレイになろう
マイ「ぬか床」生活始めませんか

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日本人にはなじみ深い「ぬか漬け」ですが、ぬか床は管理が難しいと敬遠しがち。
マンションでも簡単管理できるぬか床管理方法をご紹介。

Pick up 01これならできる!「マイぬか床」生活始めましょう

日本人にはおなじみの「ぬか漬け」。日本人の食卓には欠かせないものでしたが、今や「マイぬか床」を
持っているご家庭はどんどん少なくなっているとか。

匂いがきつい、ぬか床の管理に適した場所が家の中にない、など現代の住宅事情や進む核家族化によって
ぬか床を持ち続けることが昔に比べて難しくなってきているのかもしれません。しかしながら私たち
日本人にとって「ぬか漬け」は非常になじみが深いものです。ぬか床は持っていないけれどもぬか漬けは
大好き、という人も多いはず。

しかも最近、ぬか漬けの良さが見直されてきています。ぬか漬けは植物性乳酸菌をたくさん含む食品です。
ヨーグルトでおなじみの乳酸菌は胃腸美人にしてくれるだけでなく、免疫力アップやメンタルヘルスにも
効果を発揮することがわかってきています。しかも最近の研究によると、日本人のお腹には動物性の
乳酸菌よりも植物性乳酸菌のほうが相性が良いとか。

味だけでなく、栄養面や機能面においてもぬか漬けを毎日食べることはとてもおすすめなのです。

Pick up 02現代版「マイぬか床」はとても簡単!便利!

ぬか床というと、大きな漬け物樽に手を入れて、毎日忘れずにかき混ぜる・・・そのようなイメージがあります。
ぬか床の乳酸菌は生きているため温度や湿度の管理が必要で、現代の気密性の高い住宅事情では
大きな漬け物樽でのぬか床管理はとても難しく、諦めている人も多いのではないでしょうか。

しかし、ほんのちょっとだけ自分で漬けたぬか漬けを食べたいという人向けに、スーパーなどでは
手軽に漬けられる「ぬか床」が売られています。「マイぬか床」入門編としてまずは市販の「漬けるだけ」の
ぬか床から始めるとよいでしょう。
袋のまま野菜を漬けることができ、冷蔵庫で保管できるのでとても便利です。
最初の数回は酸味が強く、少し食べにくさを感じますがすぐに味がなじんで美味しく漬かるようになります。

Pick up 03「マイぬか床」を上手に管理していこう

ぬか床につきものの、毎日のぬか床のかくはん作業。これもできるに越したことはないのですが、
気温の低い冷蔵庫内で保管しているぬか床は毎日でなくても大丈夫です。気になる匂い対策は、
大きめのぬか床専用のタッパーを一つ用意してしっかりふたを閉めて保管すれば気になりません。

ぬか床は繰り返し漬けていくと、野菜から出てきた水分で水っぽくぐちゃぐちゃしてきます。
浮いてきた余分な水分は捨てるか、追加で新しいぬかを入れてよくなじませましょう。
追加投入用のぬかもスーパーで簡単に入手できます。

ぬか床の状態に合わせてメンテナンスしながら使えるようになる頃には、立派な「マイぬか床」の
完成です。ぬか床は生き物なので、ちょっとの環境の違いから味が変わったり、漬かり方に変化が
出て、非常に奥深いものです。

ぬか床の扱いに慣れてくる頃にはいろいろな野菜を漬けてみたり、ぬか床にオリジナルのアレンジを
加えてみたりと「マイぬか床生活」を楽しめるようになっているはずです。手間も余りかからず、
毎日の食卓を豊かにしてくれる「マイぬか床」は、一度出来上がると一生モノになります。
ちょっと丁寧で健康的な暮らし方を始めてみませんか。

 

by こつぶっこ