手軽な商品もあるけれど・・・本当においしい味噌を食べていますか
最近は、だし入りや液状の味噌が販売され、手軽に使えるようになってきました。
しかし、その代わりに添加物が入っていたりします。本当においしい味噌とはどんなものでしょうか。
Pick up 01味噌の健康効果
食生活の欧米化により、味噌の消費量は減少傾向にあります。また、味噌は塩分が高いという誤解から、
敬遠する人もいます。しかし、味噌には様々な健康効果があるのです。
味噌にはアミノ酸やビタミン類が豊富に含まれ、大豆そのままよりも消化吸収が良くなっています。
味噌にはコレステロールを抑制したり、がんのリスクを軽減させたりする効果があります。
抗酸化作用もあり、老化を防止するといわれています。
塩分が気になりますが、味噌の方が食塩を使うよりも減塩になるという研究結果が出ています。
野菜や海藻に含まれるカリウムが余分な塩分を排出してくれるので、一緒に摂取すれば塩分を
とり過ぎる心配はありません。
Pick up 02味噌に含まれる添加物
安価な味噌には添加物が含まれています。「酒精」は、発酵を止めるアルコールです。
これがないと発酵が進み、商品としての価値がなくなってしまいます。炭酸ガスも発生するので、
袋が破けたり、容器が膨らんだりします。
加熱処理もされず、酒精も含まれていない生味噌の中には、空気を抜くためのバルブがついているものも
あります。しかし、冷蔵保存が基本で高価なため、あまり流通していません。
溶く必要のない液体味噌には、酒精の他に、アミノ酸やたん白加水分解物といった、化学合成された
成分が含まれています。また、減塩味噌は、ただ塩分を減らしているものもありますが、砂糖や
発酵調味料で風味を補っているものもあります。
手軽な分だけ、添加物も多くなり、健康を害する恐れもあるのです。
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フェアトレード認証有機大豆を使った味噌
中国・内モンゴル自治区で生産された有機大豆を使用。米や麦は国内産です。
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大豆と塩だけで作った有機豆味噌
デンプン原料を使わず、長期醸造なので、豆の味がぎゅっとつまっています。大豆とともに有機麦を使った麦味噌、有機米を使った米味噌があります。
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原料は全て国内産の有機・無添加味噌
静岡県産の大豆、玄米を使用したこだわりの味噌です。
Pick up 03本当においしい味噌とは
添加物は、どうしても必要なものもありますから、全て悪いとは言えません。
だし入りや液体の味噌も、まったくとらないよりはいいでしょう。
しかし、味が足りなくてつい多めに入れてしまったりします。
長期熟成された無添加の味噌は、あまりだしを入れなくてもおいしいのです。
無添加の生味噌を量り売りしてくれるようなところも、探せばあるでしょう。
もしなければ、自分でも味噌は作れます。仕込みは1年中いつでも出来ます(一番良いのは冬です)。
その場合は発酵の過程を見ながら、長期にわたり楽しめますよ。
生味噌が手に入らなくても、市販の味噌で十分おいしい味噌汁は作れます。
ポイントは、こんぶやかつおぶしできちんとだしをとる事です。
忙しい毎日で、ついインスタントの物に頼ってしまいますが、たまには美味しい味噌と
自分でとっただしに、野菜をたっぷり入れた味噌汁を作ってみてはいかがでしょうか。
by minato50