ミネラル豊富な半干し野菜を楽しみませんか?
旨みが凝縮され料理の幅も広がります!

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干し野菜やドライフルーツは、古くからの保存方法の一つとして世界共通の文化として根付いています。
干すことで旨みが凝縮される為、現在はカリカリに干しての保存だけでなく、半干したものでの調理も
人気があります。

Pick up 01美味しさアップを兼ねて半干し野菜を作ろう!

古くからある干し野菜の文化は、限られた食料を保存することで廃棄を避けたり、食料の乏しい季節に
食べつないだりする為に発達してきました。
その為、野菜のヘタや果物の皮などもカラカラに干して保存食として使用していました。

そんな干し野菜ですが、現在では干すことで旨みとミネラルなどの栄養素がアップすることから
半日程度の干し時間で出来る半干しも人気があります。
半干しは短時間で出来、旨みやミネラルが凝縮され、更に調理時間も短縮されるので非常に
使い勝手が良い食材になります。

加熱時間の短縮、皮など生なら捨てる部分も食べるなどエコな点も注目度が高いです。
簡単にできる干し野菜の作り方とオススメの調理方法を見ていきましょう。

Pick up 02初心者でも簡単!切って干すだけ!

干し野菜は切って干すだけの簡単な作業でできます。
ポイントはカラッと晴れた日に行うことです。
湿気の多い時期はカビやすいので要注意です。
最初は失敗しにくいキノコ、人参、大根などからはじめ、ナス、きゅうり、トマトなど
幅を広げて行くのがオススメです。

人参やレンコン、ごぼうはタワシで表面を擦って洗い、皮を付けたままスライスして干すのがコツです。
干す時は平らなザル、網に食材が重なら内容に並べます。
切り方や食材の種類によって乾き方も違うので、お好みで干し時間を調整しましょう。

慣れれば普段の調理の一環として干す作業をすることも可能です。
例えば日中、大根の料理をする時にピーラーでむいた皮を適当な大きさに切り、ザルに並べて
キッチンの窓際に置いておくだけで夕方には半干し状態になっていますので、油揚げやジャコと
炒めれば常備菜が出来上がります。

Pick up 03半干しは味が濃く、調理しやすい!

ちょっとびっくりしますが半干しの野菜は生野菜よりも揚げ物や炒め物に適しています。
半日程度干すと表面の余分な水分が抜け、内部には適度に水分がある状態になります。
これはこのまま使え、生よりも火の通りが良いので調理時間が短縮されますし、そして旨みが
多いのでシンプルな味付けでも満足できます。

本格的な乾物の場合、水で戻す作業が必要になりますが半干しならそんな手間も不要です。
このままピクルスや浅漬け、オイル漬けにもでき、独特の食感が楽しめる一品になります。

少し干すだけで、味が増す半干し野菜をマスターして調理の幅を広げてみてください。
また、生で食べるより多く野菜を摂取できますので便秘解消、肌荒れ防止にも繋がりますよ。