キレやすい人はセロトニンが足りてない!?

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「キレやすい」人はセロトニンが不足しているという傾向が見られます。
気になる場合は普段の生活習慣や食事を見直してみましょう。

Pick up 01「キレやすさ」は脳の働きが原因かも

子供大人に限らず「キレやすい人」や「すぐにイライラする人」という人がいますよね。身近にそういう人が
いる場合は周囲の人間はとても気を遣い、気疲れするものです。また、自分自身でも自覚症状のある方が
もしかしたらいらっしゃるかもしれません。

身近な人やご自身にちょっと心当たりのある方は、普段何気なくしている生活習慣や食事を少し見直し
してみるとひょっとしたら「キレやすい性格」を改善できるかもしれません。

「キレやすい」、「すぐにイライラしてしまう」というのは、正確には脳の機能の問題といわれています。
脳の前頭葉の重要な機能、感情のコントロールがうまく働いていないと怒りの感情のコントロールも
不安定になります。
感情のコントロールを担っている脳内ホルモンが「セロトニン」という物質なのですがこのセロトニンが
不足することによって、感情が不安定になったり気分が落ち込みやすい状態になったりすることが
解っています。

Pick up 02こんな生活習慣がセロトニン不足を引き起こす

セロトニンは別名「ハッピーホルモン」と呼ばれるように、充分に分泌されているときは気持ちが明るく、
前向きに物事を捉えることができるのですが、不足してくると気持ちが沈んだり、イライラしたり、
物事を悲観的に捉えたりするといわれています。
そして、現代に生きる私たちの生活はセロトニン不足を招きがちともいわれています。

セロトニンの分泌が不足する要因としていわれているのが、ストレス、運動不足、適正な睡眠がしにくい
生活環境ということです。現在社会はストレス社会ともいわれているように私たちは日々ストレスに
さらされている上に、パソコンやスマホの普及によって、インターネット上の多すぎる情報に振り回され
がちです。長時間のPCやスマホの使用そのものも脳の正常な機能を妨げる要因になるといわれています。

Pick up 033つのポイントでセロトニン不足を回避しよう

セロトニンの分泌を増やすことは毎日の生活の中のちょっとした心がけで可能です。
セロトニン不足を回避する3つのポイントをご紹介します。

1.日光を浴びる
積極的に日光を浴びることで体内時計をリセットし、自律神経の正常な働きを促します。特に、
朝日を浴びることが効果が高いそうです。寝室はできれば遮光カーテンではなく、朝日が
差し込むようなカーテンにするなどして、朝日とともに寝覚める工夫をするのがよいですね。

2.バランスのとれた食事をとる 
セロトニン生成には「トリプトファン」という成分が必要です。このトリプトファンは乳製品や肉、魚、
ナッツ類、大豆等のタンパク質に多く含まれているものです。普段からバランスのとれた食事に
気を配りたいものですね。
なお、トリプトファンからセロトニン、さらに睡眠ホルモンといわれている「メラトニン」が生成されます。
そうしたことからも、トリプトファンは元気で前向きな生活をするためには欠かせない栄養素ということが
わかりますね。

3.運動不足解消を心がける 
特にデスクワークではオフィスの中で長時間同じ姿勢になりがちです。日光不足だけでなく運動不足にも
なりがちですね。軽いストレッチをする、一駅分を歩くなどのごく軽い運動でも毎日行うだけで運動不足の
解消につながります。

以上の3つのポイントに少し気をつけるだけでもイライラする回数が少なくなるかもしれません。
気になる方はぜひ今日からでも実践してみてはいかがでしょうか。

 

by こつぶっこ