そろそろ買い替え時では? 賞味期限間近の非常食を活用しよう

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東日本大震災の後、備蓄用非常食を購入した人もいるでしょう。そろそろ賞味期限が切れる頃では
ないですか?アレンジをしておいしく頂く事も出来ますし、食べきれなければ寄付をする事も出来ますよ。

Pick up 01長期間備蓄しない「ローリングストック法」

非常食の缶詰、レトルト食品は、賞味期限が3~5年と長いので、つい戸棚の奥にしまい込んで
忘れてしまいます。賞味期限が切れてしまっても、食べられない事はありません。ですが、廃棄して
しまう家庭も少なからずあります。

最近は、ローリングストックという方法が浸透しつつあります。長期間保存出来るものを備蓄して
おくのではなく、日常的に食べている食材(パスタ、缶詰等)を多めにストックして、短いサイクルで
使い、買い足していくというやり方です。この方法だと賞味期限が切れる事は少なくなります。

非常食は、水をかけるだけで食べられるなど、大変便利です。しかし長期保存のための技術が
使われているので、価格も高くなっています。賞味期限が切れて捨ててしまうのは、たいへん
もったいない事です。非常食を買い替える前に、ローリングストックのような方法もある事を
心にとめておきましょう。

Pick up 02非常食の代表、乾パンのアレンジ法

最近はアルファ化米、パンの缶詰、フリーズドライのスープ等、非常食のバリエーションは豊富に
なってきています。でもまだ、非常食といえば乾パンというイメージもあります。乾パンは、保存性は
高いのですが、そのままでは硬く、水分も少ないので、一度にたくさん食べられるものではありません。

乾パンは水分に浸すと食べやすくなります。汁物に入れると、お麩のような食感になります。牛乳との
相性もよく、グラタン等にも使えます。乾パンの原料は小麦粉なので、お菓子もいろいろなものが作れます。
砕いて牛乳やバター、卵等と混ぜれば、ケーキやタルト、クッキーも出来ます。アレンジを楽しめば、
あっという間にストックはなくなってしまうでしょう。

Pick up 03フードバンクに寄付する方法も

もしどうしても食べきれないなら、フードバンクに寄付するという方法もあります。まだ食べられるのに
廃棄されてしまうような食べ物を集め、生活困窮者等、必要としている人々に配るシステムです。

賞味期限が1か月以上あり、包装されていれば受け付けてもらえます。各地に機関はありますし、学校や
企業のボランティアで、そのような活動をしているところもあります。送料は自己負担になりますが、
捨ててしまうようなものが誰かの役に立つと思えば、そこまで負担にはならないですね。

関東に住んでいる筆者の周りでは、いまだに東日本大震災の時の話題が出る事があります。
非常食のチェックをする事で防災意識も高まりますから、ぜひおこなってみてください。

 

by minato50