いつ食べている?ヨーグルトを食べるタイミング

> 「あした、あさって」記事一覧に戻る

健康にも美容にもよい発酵食品、ヨーグルト。食べるタイミングによって得られる効果が変わってきます。

Pick up 01ヨーグルトの乳酸菌が美容と健康に良い理由

ヨーグルトの乳酸菌が美容と健康にイイ、ということは大抵の人は既に知っていることではありますが、
改めて「なぜヨーグルトがいいの?」ということにつておさらいしておきましょう。

ヨーグルトにはカルシウムと乳酸菌がたっぷり含まれています。カルシウムはイライラを抑えて精神を
穏やかに保つ作用、女性がなりがちな骨粗しょう症予防に効果があります。乳酸菌は、腸内に常在
している善玉菌で必要な栄養素の吸収を速やかにしたり、体に有害な排泄物の排出をスムーズにしたりと
腸内環境を整えます。健康な腸になると体に必要な栄養素がしっかり体内に取り込めるようになるので
免疫力が上がり、病気やストレスに強い体になります。

ヨーグルトに含まれている栄養素や乳酸菌は少量でもよいので毎日続けることが大切です。健康にも
美容にもうれしいことだらけのヨーグルトですがより効果的な食べ方のポイントは『食べるタイミング」に
あります。

Pick up 02カルシウムをたくさん摂りたいときは

カルシウムをより効率よく吸収させたいときは、食事の前の胃が空っぽのときに食べる方が吸収率が
上がります。これは、カルシウムの吸収は酸性の環境の方が有利になるからです。ヨーグルトでカルシウム
補給、というときには小腹の空いたときのおやつや、食事前に食べるようにすることがおすすめなのです。

食前にヨーグルトを食べることで、他にも胃粘膜の保護や、消化で負担のかかる内蔵の働きをサポート
するという作用も期待できるます。ただし、胃潰瘍を煩っている人の場合は逆効果になりかねませんので
ご注意ください。

Pick up 03乳酸菌をしっかり取り込みたいときは食後

カルシウム補給よりも乳酸菌が優先、という場合は食後の胃に食べ物が入っている状態のときに
ヨーグルトを食べるようにした方が良いのです。乳酸菌、とくにヨーグルトのような動物性乳酸菌は
酸にとても弱く、腸にたどり着く前に胃酸によって死滅してしまうのです。生きた乳酸菌を腸まで
届けるためには少しでも胃酸の影響を受けにくい状況で摂取することが望ましく、食後のデザートとして
食べるのが向いています。

それでもヨーグルトに含まれる乳酸菌は残念ながら大部分が腸に届く前に死滅してしまうと言われて
います。ですが乳酸菌の死骸が腸内で活動している他の善玉菌にとってはエサとなりますので無駄には
ならないので安心してください。

なお、より多くの乳酸菌を体内に取り入れたい場合は植物性の乳酸菌を摂取するといいと言われて
います。ヨーグルトに比べて酸に強く、生きたまま腸に届きやすいそうですよ。

ヨーグルトの食べるタイミングによって効果が変わってくるというのは非常に面白いですね。
ご自分の求めている効果に応じて食べるタイミングを工夫してみてください。

 

by こつぶっこ

おすすめアイテム

  • 「完全自然放牧」の追求から生まれたホンモノのミルク!

    山林で健康的に過ごしている「しあわせな乳牛」の、おいしくて安全な牛乳をお届けします。