「募金」する前にきちんと知っておこう「募金の使われ方」

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募金するときにどこに託すかによって使われ方が異なることをご存知でしょうか。
支援のカタチである「募金」の使われ方にはいくつかの種類があります。

Pick up 01「募金」には種類がある

募金をするときに、皆さんはどこにいくら位ということを考えながら行動する人がほとんどかと思います。
今はネット上からもクリックひとつで簡単に支援の気持ちを届けることができる時代です。そして、テレビや
ネット上、街中でも、至るところでいろいろな募金活動をしているのを見かけます。

ひとくちに募金といっても、その意味合いは異なります。また、募金と寄付金の違いって?
などあいまいな人も少なくないはずです。

「寄付金」とは企業や自治体が「募金」によって集めたお金のことです。大規模自然災害の場合を
例にとると、企業からのお金は、その多くが日本赤十字社へ「義援金」として寄付されます。
自治体の場合は災害復興のための「支援金」として使われることが多いようです。

では、「義援金」と「支援金」の違いはなんでしょうか?

Pick up 02「義援金」は被災当事者へ直接分配されるお金

災害時に呼びかけられる「義援金」はいちばんよく見たり聞いたりする言葉です。義援金は被災者に
直接渡されるお金ですので、災害被災者へ直接お金を届けたいときには「義援金」を選ぶとよいでしょう。
もっとも確実な募金先のひとつは「日本赤十字社」といわれています。直接日本赤十字社へ募金しても
よいですし、日本赤十字社を経由して被災者へお金を届けると明示している企業や団体への募金でも
良いでしょう。

災害被災者にとって、現金の援助はいくらあっても困るものではありません。支援の気持ちをダイレクトに
届ける方法として最も確実です。ただし、集まったたくさんの義援金が被災者の手元に届くのはかなり
時間が経ってからということも知っておきましょう。

義援金の分配は、被災地域の各自治体で被災者数や被災状況を正確に調査したのちに自治体や
日本赤十字社で構成される「義援金分配委員会」によって被災者に公平に分配されるために被災
当事者の手元に届くまでにはどうしても時間がかかってしまいます。しかし、確実に被災者個人ごとに
現金を渡すことができることがメリットです。

Pick up 03「支援金」は復興活動のための活動資金

近年、「災害支援金」という文言もよく目にするようになりました。「支援金」は、災害が起こった場合に
被災者の救命や復興のために活動するその活動費として援助するものです。支援金のメリットは集まった
資金が迅速に使ってもらえる点、個人レベルだけではなく、被災者や被災地全体のサポートのために
使ってもらえる点です。医療活動や、炊きだし、避難生活のサポート、メンタルケアや子供や高齢者に
対するケアなど幅広い使用目的に使われます。

「支援金」を募るのは自治体やNPO、NGOなどの機関や団体です。どのような活動のために
使われるのか、支援金を送るときにはご自分の気持ちに沿った活動方針の機関や団体を選んで
送金するのがよいでしょう。

困っている人の助けになりたい、という気持ちで募金をするときには「誰に」「どんなふうに使って
もらいたいのか」を良く考えて募金するほうが支援する側もされる側も気持ち良く受け渡しができますね。
悲しいことに災害が起こるたびに募金詐欺が横行します。詐欺には十分注意しながら、困っている人に
支援の気持ちを届けていきたいものです。

 

by こつぶっこ

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