眠れないのはパジャマのせいだった? 冬の睡眠 3つのNG

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本格的に冬となり、寒くてよく眠れなかったり、暖房を効かせすぎて汗をかいてしまったりすることは
ありませんか?そこで、冬の快眠にNGなことをご紹介します。

Pick up 01フリースを着て寝るのはNG

皆さんは、どんなものを着て寝ていますか。

冬はフリースのパジャマという人も多いのではないでしょうか。
しかし、それでは安眠できません。なぜかというと、フリースは保温性はありますが、吸湿性がないからです。
寝るときは寒くても、布団をかぶっていると、だんだん体温で温まってきます。吸湿性がないと、
汗をかいても吸収しないので、かえって冷えてしまうのです。

同じ理由で、ジャージもNGです。
一番快適なのは、綿または絹のパジャマです。自然素材は汗を吸い、放出してくれるので、
暑くなりすぎず、汗をかいて冷えることもありません。

部屋着のままで寝てしまう人もいるかもしれませんが、ちゃんと着替えた方が、
心も体も眠る準備ができるので、安眠できるのです。

Pick up 02綿の靴下を履いて寝るのはNG

冷え性の人は、足が冷たくて眠れないことがあります。しかし、靴下を履いて寝るのもNGです。
足の裏には大量の汗腺があります。そこを覆ってしまうと、やはり汗をかいて、冷えてしまうのです。
綿のパジャマは良いと上述しましたが、日中履いているような綿の靴下は、圧迫もされますし、よくありません。

足の裏を出しておけばいいのですから、レッグウォーマーをつけるのも良いでしょう。
どうしても靴下を履かないと眠れないというのであれば、絹などの素材で、通気性が良く、
ゆるいものにしましょう。

寝る前に、足だけ湯につけて温めたり、湯たんぽを使うという手もあります。湯たんぽで温めるときは、
足を直接つけるよりも、大きな動脈が通っているお尻や足の付け根に置きます。そうすると、温かい
血液が下半身全体に回り、足先にも血が通います。

Pick up 03毛布の上に羽毛布団を掛けて寝るのはNG

掛け布団の順番にも気をつけなければいけません。
寒いからといって、布団をたくさん重ねても、重くなるだけで、温かくなるわけではありません。
空気をたくさん含んだ方が、温かさが持続します。羽毛布団は体にフィットして、保温性を高めてくれます。
その上に毛布を掛けて、ふたをするような形にしましょう。羽毛は調湿効果もあるので、汗をかいて
冷えることもありません。
合成繊維でできた毛布の場合など、順番を変えた方が良いときもありますが、おおむね毛布は上、
と覚えておきましょう。

いかがでしたか。体の仕組みや素材の特性を考えてみれば、なるほどと思うことも多いですね。
寒くてよく眠れない、朝すっきり起きられないという人は、習慣を見直してみてはいかがでしょうか。

 

by minato50