イブにお祝いするのはどうして?
クリスマスにツリーやリース、オーナメントを飾る理由

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クリスマスといえば、チキンに、ケーキに、プレゼントにと、日本では楽しいイベントとして
すっかり定着していますが、クリスマスを祝う意味とは本来どのようなものなのでしょうか。

Pick up 01なぜ25日に生まれたキリストを24日の晩に祝うの?

毎年当然のようにお祝いされるクリスマスですが、本来はキリストが生まれた日をお祝いするということは、
子どもでも知っています。ハロウィンが終わった途端にテーマカラーのオレンジが消え、代わりに
あちらこちらでクリスマスデコレーションやツリーが飾られます。

家で飾る小さなツリーや玄関のリース、大きなものでは、ビルやタワーマンションが巨大なツリーのように
ライトアップされたものなど、本当に綺麗です。そのツリーやリース、オーナメントなどは、実は
お祭りを盛り上げるだけのキレイな飾りものというだけではないのです。

そもそも12月25日がイエス・キリストの誕生日なのに、なぜクリスマスイブの24日がお祝いをする日
として定着したのでしょうか。

Pick up 02ツリーやリースを飾るのにはこんな意味がありました

それは、暦の読み方に関係があります。キリストの誕生を祝うキリスト教には「教会暦」というものがあり、
日没から次の日の日没までを一日とカウントするそうです。そのため12月24日の日没後は、教会の
暦でいえば既に25日になり、キリストの誕生日。それを今の暦に合わせると、25日に生まれたキリストを
祝うのは24日の夜ということになり、日本でもイブの日がお祝いする日と定着したのでしょう。

ツリーを飾るのは、モミの木が常緑樹であることから、永遠の命を願うキリストの信仰心からです。
リースはぐるっと丸い形から、これも永遠の命を願う意味があるのだそう。そういえば外国のお葬式には、
リースの花を飾ったりします。色々な意味があったのですね。

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    インド生産者達によるハンドメイドキャンドルホルダー。リサイクルのメタルを使い、アンティーク系の深みのあるゴールドカラーで仕上げました。

Pick up 03クリスマスオーナメントにもそれぞれ理由がありました

ツリーに飾るオーナメントにも様々に意味があります。昔はツリーにりんごが飾られたそうです。
これはアダムとイブのりんごから来ています。禁断の木になる知恵の実を現しているのだとか。
19世紀になるとツリーに飾るりんごは、ガラス玉などが代用されるようになりました。日本でも
丸いオーナメントを飾りますが、りんごをあらわしていたとは驚きです。

ツリーのてっぺんに付ける星は、キリストが生まれたことを賢者に教えた星、希望の星だそうです。
ベルを飾るのは、キリストが生まれたのを知らせる天使のベル、天使もよく飾られますが、そういう
意味なんですね。赤と白のステッキ型のキャンディーは、羊飼いの杖を現します。そう、キリストは
羊小屋で生まれたのです。

何気なく楽しんでいたクリスマスですが、こんなに様々な理由があったんですね。次のクリスマスには
友達や子どもに知識を披露しあってみましょう、きっと感心して聞いてくれるでしょう。
楽しいクリスマスをお過ごしください!

 

by kinari

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