インカインチオイル
インカインチのアミノ酸組成
インカインチのアミノ酸組成について、2002年にフロリダ州立大学の研究グループが興味深いデータを発表しています。
インカインチには、WHO世界保健機関が推奨するアミノ酸摂取パターンとの比較において、2歳以下の乳幼児に対し摂取が推奨されているヒスチジンを除き、すべての必須アミノ酸について十分な量を含有しているとされています。これは、成人のアミノ酸摂取要求に対しては、完全なタンパク質であることを意味しますが、我々の知るところでは、植物の種子由来としてはこれほどまでに栄養的に完成度の高いタンパク質は、他にはありません。
加工を加えない生のインカインチの種実は、TPCKトリプシン、TCKLキモトリプシン、ペプシンといった消化酵素によって完全には消化されませんが、加熱変性すれば直ちに消化されることが、試験管実験において確認されています。また、実験を行なった3種類の消化酵素のうち、ペプシンが加熱変性したインカインチを加水分解するにあたり最も有効であるということも確認されています。
インカインチオイルの脂質特性
インカインチの脂質を構成する脂肪酸組成は、オメガ3不飽和脂肪酸(α-リノレン酸)が多く、概ね50%を占めています。
オメガ3の含有量としては、日本のマーケットで現在手に入る植物由来のオイルの中で、最も多い部類に入ります。一方、オメガ6(リノール酸)の含有率は30~35%ですから、必須脂肪酸(オメガ3とオメガ6)が、全体の80%以上と高い割合を占め、且つバランス良く含まれているのが特徴です。
酸化防止効果を有するビタミンEも200mg(100g中)以上含んでいます。このオイルの抗酸化性能をPAO-SO検査で測定したところ、市販のエキストラバージンオリーブオイルの約2.5倍という、極めて強い抗酸化力を有する結果が示されました。
これを踏まえ、昭和女子大学福島正子教授の研究グループが行ったヒト臨床試験では、DNAの酸化損傷抑制作用が突き止められています。この研究成果は、日本脂質栄養学会の学会誌「脂質栄養学Vol19,No1」(2010年3月発行)に掲載されました。
製法
「インカグリーンナッツ・インカインチオイル」は、ペルーアマゾンで伝統的かつ、農薬を使用しない農法で栽培されたインカグリーンナッツを使用しています。また、樹木と農産物を同じ場所で同時に栽培する「アグロフォレストリー」方式により生産された種子も積極的に使用しています。また、遺伝子組み換え原料や食品添加物などは一切使用しておりません。
種子からオイルを作る搾油工程では、「コールドプレス(低温圧搾)方式」を採用しております。ヘキサンなどの溶剤を使用したり、精製などの化学的処理がなされていないことを保証いたします。一回の圧搾後、一度デカンタ槽においてオイルを落ち着かせ、フィルターで濾過をし、缶に充填しています。
すべての生産ロットについて日本国内で品質検査を行っています
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ショップスタッフより
インカグリーンナッツ(サチャインチ)を搾ったオイルです。オメガ3を50%含んだ美容に役立つオイル。無添加・未精製のナッツオイルです。
2018年03月14日 14:31
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