パキスタンのボール生産者たちに、ありがとう。
パキスタン製の手縫いボールです。
フェアトレード認証商品で、ボールの表面にフェアトレード認証ロゴが入っています。
パキスタン製の手縫いボールです。
フェアトレード認証商品で、ボールの表面にフェアトレード認証ロゴが入っています。
ASPIROのボールは、すべてパキスタンの生産者による手縫いです。
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フェアトレードの推進だけでなく、難民支援も行っている私たち「わかちあいプロジェクト」。
フェアトレード認証ボールの誕生についてお話するためには、1995年の夏まで話を遡らなくてはいけません。
当時、私たちはケニアのカクマ難民キャンプ支援を行っていました。
カクマ難民キャンプは、スーダン内戦によって発生した約3万人の難民を保護する目的で1992年に設立されました。ケニアの首都ナイロビから約1000kmの北西部リフトバレー州、スーダン国境の町ロキチョキオから約100kmのトゥルカナ地区に位置しています。半砂漠地帯に位置し、日差しは強く日中の気温は40℃を越す厳しい環境のもと、スーダン難民のほか、エチオピア、ブルンジ、ルワンダ、コンゴ、エリトリア、ウガンダ、ソマリアといった多国籍・多民族の難民が共生しています。キャンプで生まれ祖国を知らない子供たちも増えています。
この難民キャンプの子どもたちの中でサッカーが大変盛んであるにもかかわらず、ボールが無いために、ぼろ布で「ボール」を作って使っているということを知り、ボールを購入して寄付することに決めました。
支援先のケニアに向かう飛行機はパキスタン経由。
かつてパキスタンのボール製造について話を聞いたことがあったので、ケニアに入る前にパキスタンのボール製造業者を尋ねました。1995年7月下旬のことです。
パキスタンを去る前に、写真をプリントしたサッカーボールを2つ、記念にプレゼントされました。
※この旅に同行した代表の次男の顔写真がボールにプリントされ、プレゼントされた。
パキスタンではサッカーボール製造者のお宅にステイをさせていただきましたが、その時、FIFAの代理店からFIFAのマークの使用料の値上げを求められている、という話を聞き、FIFAの基準に従ってボールをつくる人たちと、ただマークを売るだけの立場のFIFAについて考えさせられました。
そこで、「生産者のためのフェアトレード認証ロゴ」という考えが生まれました。
帰国後、さっそくフェアトレードラベル機構(FLO)の前身のトランスフェアインターナショナルに、フェアトレード・サッカーボールの提案をし、その後数年を経て、現在のフェアトレード基準が作られ、最初に暫定のマークを使ってイタリア生協で販売が開始されました。
日本では2004年にようやく最初に、私たち「わかちあいプロジェクト」が「ASPIRO」というブランド名で発売を開始しました。
ASPIROとは、ラテン語で、「何かを得ようとして努力する、希望する」という意味です。世界で恵まれず困難な環境の中でも懸命に努力をしている若者たちの支えになることを願い、この名前をつけました。
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2,200円 (税込)
22pt
みんなのコメント(0件)
ショップスタッフより
現在、イタリア、イギリス、ドイツ、日本など世界の国々で発売されているフェアトレード認証ロゴ入りのスポーツボール。
実は、サッカーボールをはじめとするスポーツボールにフェアトレード認証ロゴを付けるというアイディアは、何と私たち、「わかちあいプロジェクト」の活動の中から生まれたんですよ☆
2012年09月27日 18:20
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