大堀相馬焼松永窯の復興
震災時に割れてしまった大堀相馬焼のカケラを使ったシルバーネックレスです。 シルバー950を贅沢に使い、職人さんの魂と融合させました。 これまでマネークリップ・カフスボタンと作ってきて女性用にもという考えからこの商品は生まれました。 もちろん男性用にもつけて頂けるデザインとなっております。 福島浪江町から生まれた、最初で最後になるであろう作品、是非手にとってみてください。
震災時に割れてしまった大堀相馬焼のカケラを使ったシルバーネックレスです。 シルバー950を贅沢に使い、職人さんの魂と融合させました。 これまでマネークリップ・カフスボタンと作ってきて女性用にもという考えからこの商品は生まれました。 もちろん男性用にもつけて頂けるデザインとなっております。 福島浪江町から生まれた、最初で最後になるであろう作品、是非手にとってみてください。
製品はすべて、色・柄が異なる一点もの。大堀相馬焼が持つ伝統の重厚感と、繊細なシルバーが組みあわさった製品は、どれもお洒落な仕上がりです。
シルバーネックレスの裏には走り駒を刻印しています。左を向いた馬には、「右に出る者はない」という意味があります。
お手入れ方法:
ご使用後に柔らかい布で表面についた汚れを乾拭きしてください。収納時は空気になるべく触れないようにしていただくことをお勧め致します。また、お近くに硫黄分を含むものを置かないようにしてください。ゴム、パーマ液や洗剤等に硫黄分を含むものがございます。
ご注意:
こちらの製品は手作業で製造しているため、サイズ・形・色合いが多少異なる場合がございます。
予めご了承ください。
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みなさんは「伝統工芸品」に対してどんなイメージを持っていますか?
「古くさい」「格式張っている」と感じる人もいるかもしれません。
「素敵!」と思う人もいるかもしれません。
福島県双葉郡浪江町の伝統工芸品「大堀相馬焼」の窯元に生まれた私、松永武士は、大堀相馬焼のことがあまり好きではありませんでした。しかし、原発事故によって浪江町が立ち入り禁止となり、大堀相馬焼が存続の危機に立たされたことから、心境に変化が生まれます。
そして、私は震災時に割れてしまった最後の大堀相馬焼のカケラを、新たな製品として蘇らせる試みを始めました。
器全体に広がる地模様の「青ひび」、相馬藩の御新馬を筆で描いた「走り駒」、保温性に優れた「二十焼」構造。この3つが大堀相馬焼の大きな特徴です。江戸時代の元禄年間に浪江町大堀で陶土が発見されてから、大衆向けの民窯として親しまれ続けてきました。
しかし、2011年3月、状況は一変します。地震と津波により、建物が倒壊。多くの作品が粉々になりました。また、そこに追い打ちをかけるように原発事故が発生。福島第一原発から10km圏内にあった浪江町は立ち入り禁止区域となりました。
大堀相馬焼の青ひびをつくり出す青磁釉は、浪江町で採れる「砥山石(とやまいし)」を原料としています。採石が不可能になったため、大堀相馬焼は新たな生産ができない状況に陥りました。
松永窯には、震災時に割れてしまった陶器のカケラがたくさん眠っていました。大堀の陶土と砥山石でつくられた最後の作品たちです。これを「瓦礫」として処分してしまうのは忍びない。最後の大堀相馬焼に宿る魂を、新しい製品として蘇らせることはできないか。
試行錯誤を重ねた結果、カケラを使ったシルバーアクセサリーを開発。ブランド名は、「Piece by Piece」にしました。カケラを重ねて、一歩ずつ復興に向けて歩んでいこうという想いを込めています。
これまで密集していた窯元は二本松やいわき、白河、東京と、さまざまな場所に散らばりました。でも、だからこそできることはあると思います。それぞれの土地で得た知見を持ち寄って共有すれば、更にいいものができるんじゃないでしょうか。むしろ、伝統工芸の中で、そんなことができるのは大堀相馬焼だけ、という見方もできます。
土地を失ってしまったからこそ、なんでもできる。いや、やっていかなくちゃいけない。伝統工芸品って、人々から受け入れられ、売れてきたからこそ続いてきたものです。そこを履き違えて、「歴史があるから」「復興だから」とただ守ってもらおうとしてはだめですよね。大堀相馬焼の基本は押さえつつ、新しいことに取り組み、自分がほしいと思えるものをつくろうと思います。
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27,000円 (税込)
270pt
みんなのコメント(0件)
ショップスタッフより
ひとつずつ形が違うため世界にひとつだけのネックレスとなっております!相馬焼の美しい色合いをご堪能下さい!
2014年12月04日 00:16
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