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柔らかくて、丈夫。品質にこだわった10年使える「かごバッグ」

夏になると大活躍するかごバック。数あるかごバックの中でもとくにオススメなのがこのアンバーアワーのサイザルバッグです。広報の岡本さんにお話を聞きました。 サイザルバッグ

岡本 「サイザルというのは、世界各地で育つ植物なんですが、特にアフリカのケニアに多く生息している植物です。とても背が高くてトゲトゲしている植物ですが、葉っぱを手で剥いでいくと中に白いきれいな繊維が入っています。その繊維を、太ももでよって糸にし、編んで作ったものをサイザルバッグと呼びます。」

ケニアの伝統工芸ケニアの伝統工芸として昔から作られているこのバッグ。現地の主な産業は農業ですが、農作物が穫れない時期の副収入として、女性が家で製作し、販売して収入にしてきました。現地でも日常的に使われているバッグですが、最近は中国や中東から安価なものが出てきてしまいそちらが主流になっています。

また、海外からの買い付けも、年に一度来て状態がいいものだけ買い取っていくという一方的なコミュニケーションで、制作に関する指導も行われてきませんでした。今では、技術が向上せず、継承もされない状態が多いそうです。

しかし、アンバーアワーでは、長期的なモノづくりを見据えて現地スタッフを置き、指導をしながら関係を築いています。会社のスタッフには、青年海外協力隊でアフリカで仕事をしていたメンバーも数名いて、全員アフリカに思い入れがある。アフリカへの愛からできあがったバッグです。

岡本 「私たちのバッグは柔軟性が抜群なんです。かごバックというと、日本だと竹やアケビを使ったものが多いので、カタチが決まってしまう。見栄えはいいんですけど、実際には使いどころが難しかったりする。でも、これならくるりと丸めることもできます。どんどん身体に馴染んでいって半年間も使うと自分にフィットするようになります。使えば使うほど良くなっていくと評判です。

手作業で作られているバッグデザインも日本のニーズにあわせて作っています。かなり目が詰まっていて細かいものもあります。これを全て手作業でやっていますから、実際に見ていただければ、本当に高い技術なのがわかると思います。しかもとても丈夫です。サイザルはロープにも使われている素材ですから。

また、持ち手は日本の職人さんと一緒に本皮を使って制作していますし、色落ちしにくい染料を使っているので雨の日なんかでも色移りしません。長く使おうとすればするほど大事になってくるところは、確実に押さえています。

基本的にかごバックというのは使い捨てというか、消耗品というイメージがあるかと思いますが、私たちのバッグは10年、20年と使っていただけるものを目指しているんです。」

アフリカの夕日会社名の『アンバーアワー』は、アフリカで見た夕日にちなんでつけたそうです。家もビルも何もない大地に毎日沈んでいく夕日は、その日にあった嫌なことを洗い流し、見ているだけでとても心が落ち着く。そんな日常にあるあたたかい気持ちをバッグに込めています。ぜひ毎日のお供にお使いください。

アンバーアワー: http://sooooos.com/shop/amberhour/index

コンテンツ協力:earth garden

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