司会
本日はエコプロダクツ2011【開催日:2011年12月15(木)~17(土)】で紹介されたスーパー通勤自転車の提案に携わられたNPO法人 自転車活用推進研究会の小林成基理事長、自転車ツーキニストの疋田智理事、同じく内海潤理事の3人にお集まりいただきました。なぜ、今スーパー通勤自転車なのか、から開発に至るまでの裏話などをお伺いしたいと思います。
疋田
まず今年3月に東日本大震災がありましたよね。多くの方が帰宅難民になりました。ところが自転車ツーキニストは渋滞するクルマの列を横目に見ながら車道をスムーズに移動して帰宅できた。一方で大震災以降も、しばらくは電車が時刻通りに運行されませんでしたが、その間も自転車は全く影響を受けませんでした。今まで「自転車なんて」と思っていた方々も改めて自転車の「真の実力」に気付いたと思います。
小林
震災をきっかけに自転車に乗る人が大幅に増えました。仲間が増えるのは嬉しいことですが、車道を逆走したり歩道を暴走したりするなどルールを守らない人も増えて、歩行者との事故が急激に増えています。これは困ったことです。自転車に対する苦情が後押しする形で10月に警察庁が自転車の原則車道走行に関する通達を発表しましたが、これまで自転車には無関心だった方々が、興味を持ってくださるようになった。これは画期的なニュースであり、我々にとってはチャンス到来です。
内海
そんな中、今年のエコプロ展でエコ自転車ブースは自転車通勤をテーマにしようという話になり、どうせならツーキニスト自らが考えた究極の通勤スペシャルを作ろうと決めて、疋田さんが欲しいと思える自転車を一から組み上げることにしたのです。但し、疋田さんが暴走しないようにブレーキ役をやってくれと言われて、私は途中から参加したのですよ。今だから言いますが。(笑)
疋田
あれ!でも皆さんの意見はお聞きしながら進めましたよね?決して独断と偏見で仕様を決めた訳ではありませんよ。まあ、ハンドルバーとホイールに限っては少しこだわりましたけれど。先日、途中経過を拝見する機会がありまして、出来上がりが非常に楽しみになってまいりました。
小林
技術の進歩は恐ろしいほどの勢いだからね。あの内装11段変速のシマノアルフィーネは本当に素晴らしい。軽くてスムーズだし、メンテナンスフリーだから、初心者にこそお勧めだよね。
内海
夢の一台を作り上げることを目指しつつも、それが手の届かないような高級自転車になってしまっては意味がありません。技術の進歩で可能になった「一昔前には、あり得なかった高機能を手の届くレベルで実現」したのが、このスーパー通勤自転車なのです。
疋田
会場では実際に、このスーパー通勤自転車に試乗していただく用意もありますから、ぜひとも会場へ足を運んでいただきたいと思う訳です。そして私がこだわった細部まで、じっくりと観察して欲しいですね。
司会
ツーキニストの草分けたちがこだわって開発した「スーパー通勤自転車」。見てみたくなりましたか?エコプロダクツ展は入場無料です。ぜひ、会場へ足を運んで、その目で「こだわり」を確認してみてください。
注:東京都では震度6以上の激震の際には緊急車両を優先させるため自転車を含む全ての車両の通行が禁止されます。






































